商店の屋号。
いくつか実在もしており、三越の創業時の屋号でもあるが、どちらかと言うと時代劇で出てくるイメージが強い。
それも何故か、「山吹色の菓子でございます」「越後屋、そちもワルよのう」「いえいえ、お代官様ほどでは…」的な悪徳商人の代名詞として使われることが多い。
一説によると、前述の三越の前身の越後屋が江戸時代に有名な大商店(呉服屋)だったため「越後屋」と看板に大書された立派な時代劇セットが作られたが、初期の時代劇ではそのセットが流用されまくった結果、豪商役は片っ端から越後屋→ストーリーの都合上豪商は高確率で悪徳商人…ということらしい。
実在の越後屋関係者や新潟県人にとっては迷惑な話ではある。
ただし、有名な「越後のちりめん問屋」は善玉なので、バランスは取れているのかもしれない(?)。