概要
大亀流の大柄な剣士。
筋力が発達しているので、焔燃型を得意としている。
一ノ瀬家に伝わる久夛良木定長(くたらぎさだなが)という大きな太刀を使い戦う。
同じ道場の仲間から「筋肉バカ」「猿」と言われている。
我間とは犬猿の仲で、我間が強くなると焦りと悔しさが出る。
兄の可偉に剣士に向いていないことを忠告されており、彼に負けてしまったことがある。同じ道場の人間にも弱いと言われていた。
蟻丸との戦いでは力負けして死にかけるが、善丸が久夛良木定長が発する声を聴くことで定長の真の使い方を覚え、蟻丸の重い攻撃を跳ね返すことができ、更に難易度が高いが威力が高い朱円月でとどめを刺した。この戦いで背中を預ける事ができる剣士へと成長し善丸のことをけなしていた真ノ丞にも認められることになった。
使用する術技
焔燃型
第一式「火柱(ひばしら)」
第二式「紅蓮旋(ぐれんせん)」※影縫組み合わせることができる。
第三式「朱円月(しゅえんげつ)」
虚空型
第一式「影縫(かげぬい)」
関連タグ
同じ道場の仲間
血縁者
ネタバレ注意。
ネタバレ
作中終盤では九条麻里央と鉢合わせをしてしまい、また一ノ瀬可偉が現れ絶体絶命のピンチになりそうになったかのように見えたが、可偉は九条が無宝流を裏切ったことを知り彼と戦う。
九条の多彩な技に翻弄された可偉だったが、巻き返しの攻めに入ったその時に九条の罠により致命傷を負うことになる。それを見た善丸は九条に挑み、自身がこれまで積み上げたものを九条にぶつけ追い込んでいく。しかし、九条が瀕死の可偉に折れた刀を飛ばすことで、善丸はそれを防ぐために手を出してしまい負傷してしまう。九条が追い打ちをかけるように切りかかるが、可偉が善丸をかばう様に攻撃を受けてしまう。何も守れないことに対する悔しさが沸き上がり、善丸の怒りの一撃で九条を倒す。
可偉は自身が長く生きられないことを悟り、善丸が成長できたことを喜んでいることを彼に伝え息を引き取った。
善丸は哀しみのあまり泣き叫んだ。
兄弟の因縁はこれで終わることになった。
我間乱修羅
百剣士番付94番(本人はショックを受けている)
作中の最初で自身が所属する藩の殿様の命から一ノ瀬蘭に伊織の護衛を頼んでいる。伊織が幕府に国の最強剣士を決める幕下百剣の百剣士の一人に選ばれているのを知った時、自身にその招待状が来ていなかったので悔しがっていた。自身に百剣士の巻物が来たことで喜びながら伊織のいる場所に来たが、危うく伊織に切られそうになり、さらに伊織から「お前死ぬぞ」と度々警告されている。
一ノ瀬蘭が幕下百剣に出たいという願いからしぶしぶ自身の付き人として連れている。善丸自身は女が刀を持つべきではないと考えている
また一ノ瀬蘭と伊織ができているのでは心配している。