概要
王帝月ノ宮中サッカー部のキャプテンである野坂悠馬と雷門中生徒会長で雷門中マネージャーの神門杏奈のカップリング。
本編での展開(ネタバレ注意)
アニメ開始時点では特に面識があるような様子もなく、アニメ3話で同じ雷門中マネージャーである大谷つくしが野坂のイレブンライセンスを杏奈に紹介した時や5話で女性ファンの歓声を受ける野坂を見た時は興味がないと一蹴していた。しかしながら小学館ジュニア文庫でのノベライズ版では興味がないと言いながら野坂のカードから目を離さなかったり、女性ファンの歓声を受ける野坂の横顔を見つめていたりといった取りようによっては意味深な描写がある。
13話で野坂が倒れたところに偶然居合わせた杏奈が駆け寄り声をかけることで知り合うが、その際に野坂が落とした薬を拾い届けようとしたところ野坂が灰崎凌兵の幼馴染みである宮野茜のお見舞いをしているところを目撃する。
彼女を優しくいたわる野坂の姿を見た杏奈は茜を野坂の恋人だと思い、看護師に薬を渡しその場を後にした。ノベライズ版においては野坂と茜のやりとりを見たくなかった、見てはいけなかったという杏奈の心境が描写されている。
続く14話では王帝月ノ宮を脱走しようとした竹見幸助の尋問の際竹見の話を聞いた野坂が杏奈のことを思い出すシーンが挟まれ、その後雷門に偵察に来た際は杏奈に13話での出来事に対し礼を述べていたが、杏奈は「僕はサッカーを好きになったことなど一度もない」と話す野坂を気にかける素振りを見せていた。
15話では世宇子戦を終え王帝月ノ宮と星章との試合がまだ終わっていないと聞かされるや否や真っ先に観戦に向かおうとし、禁断のタクティクスで星章学園を棄権に追い込んだ野坂を非難する杏奈の姿が描かれており、その後も単身で王帝月ノ宮に向かい野坂を説得しようとしている。
対する野坂も杏奈に対し自らの過去と理想を語り現在自分が脳腫瘍と宣告されていることを告げるなどしており、16話でも杏奈は練習中もこの言葉が頭を離れず一人浮かない顔をしていた。
21話でも町中で野坂のチームメイトである西蔭政也を見かけた杏奈が野坂の病状について話を聞こうとして断られるシーンがあるところを見るにまだ野坂のことを気にかけているようだ。
23話ではどういう理由は分からないものの発作で苦しむ野坂が杏奈を思い出している。
24話でも杏奈は病を抱えながらも試合に出ようとする野坂を止めようとするが野坂は「次の試合で最後だ。だから君には見て欲しい。僕の最後のプレイを」と語り自らの決意を変えることはなかった。
余談
前述の通り作中で野坂と杏奈が直接関わりを持ったのは13話が初であるが、事前PVですでにこの二人が会話するシーンが公開されていたことや野坂の異名が「戦術の皇帝」であるのに対し杏奈の異名が「雷門の女帝」となっており対になっていたことから放送前から一部のファンの間で何か関係があるのではないかと噂されていた。
また、EDにも見ようによっては野坂が杏奈を守っているとも取れるシーンがある。