オリジナルエックス
おりじなるえっくす
キミがボクをのこし、この世界からすがたを消してから…
ボクは100年近く、たったひとりでとほうもない数のイレギュラーと戦っていたんだよ…
それは、つらくかなしい戦いの日々だった…
しかし、何よりも悲しかったのは だんだん、何も感じなくなってくる 自分の心だったんだ…
概要
CV:水島大宙
(エックス(ロックマン)の項も参照)
サイバーエルフと化したオリジナルのエックス。
ラスボスであるコピーエックスとの区別の為、オリジナルエックスという通称が用いられている。
ゼロが封印されてから、Σウイルスが発端となった「イレギュラー戦争」がドクターバイルによるサイバーエルフを悪用した「妖精戦争」に移り変わり終結するまでの期間、彼の意志を継いでほぼ一人で戦い続けた。
妖精戦争後、ダークエルフの魂を封じるための鍵として自らのボディを使用した為サイバーエルフとなった。その後、ネオ・アルカディアによって作成された代替ボディ(後のコピーエックス)の使用を拒否し、ネオ・アルカディアから姿を消してしまう。
その後は復活したゼロやシエル達レジスタンスの前に度々現れ、彼らをサポートする。
Xシリーズで見慣れたアーマーではなく、青いローブのようなものを着ている。
長く続いた孤独と戦いによる疲弊からか口調はやや大人しく寂しげになり、一人称は「俺」から「ボク」に変わっている。
ゼロ1ではオープニングステージである遺跡にて初登場。
バスターが通じない巨大メカニロイド・ゴーレムに苦戦するゼロの前に現れ、ゼットセイバーを彼に渡した。この時点ではゼロは無茶な復活の影響で記憶を失っているためエックスの正体が分からず、名前は「???」としか表記されない。
その後、ネオ・アルカディアに乗り込もうとするゼロにネオ・アルカディア本部の座標を教え、コピーエックスを撃破し脱出したゼロの前でその胸中を吐露する。そして「まだもう少し休ませてほしい」と言い残し、ゼロに世界の事を託していずこかへと去っていった。
この頃にはゼロも幾分かエックスの記憶を取り戻したらしく、エックスのことをコピーエックスに向けて「いつも悩んでばかりのいくじなしだった。だからこそ英雄になれたんだ」 「記憶は失くしたが、身体はかつての友を覚えているようだ。エックスはもっと強かった」と評している。
ゼロ2ではダークエルフの復活を目論むエルピスとベビーエルフを阻止するためゼロとレジスタンスを導く。しかしエックス自身はダークエルフを封印しているだけで精一杯のうえ、ボディを持たないサイバーエルフの身ではエルピスを止めることは出来なかった。
そしてエルピスによってオリジナルのボディを破壊され、ダークエルフが復活してしまう。
その後、エルピスとの戦いを終えたゼロにダークエルフの真実とドクターバイルの名を告げた。
ゼロ3ではゼロとコピーエックスMk2の前に姿を現し、ゼロに敗れたコピーエックスに対して「キミはバイルに利用されていただけなんだよ」と告げる。逆上したコピーエックスは「シャイニング・トランスフォーム」を発動するが、バイルに仕掛けられていた罠によって自爆してしまう。エックスは罠のことを知っていてコピーエックスを止めようとしたが、あと一歩及ばなかった。
そしてバイルを止める為に再びゼロに協力することを約束し、オメガとゼロの因縁について、ゼロに「大切なのは身体ではなく心」だと諭す。
その後、ダークエルフを手にしたバイルによって操られたレジスタンスのレプリロイド達から、ダークエルフの力を取り除いて救出する。バイルとオメガが居るアンダー・アルカディアや古い研究所の座標をゼロに教える。
ゼロとオメガの最終決戦にて、オメガの真実を知ったゼロに対して「キミの身体はたしかにコピーだけど、心はまぎれもなく本物だ」と告げ、オメガとゼロの決着を見届けた。
しかしボディを失ったことでエックスの力は尽きかけており、ゼロに世界を託して消えていった。