皿なんてこの世から消えてしまえばいい
概要
ドクトル・ホグバックにより作られた兵士(ソルジャー)ゾンビの1人で、スリラーバークに住みホグバックの使用人も兼ねている。
なお、ビクトリア・シンドリーという名前は肉体の名前で、生前は大人気の舞台女優だったが、12年前に舞台から転落してこの世を去った。影の方はとある屋敷に勤めるマルガリータという使用人のもので、シンドリーが皿嫌いなのは彼女の性格を反映している。
「〜してしまえばいい」「〜なればいい」と言うのが口癖。
プロフィール
能力
皿を手裏剣のように投げて戦う。また、ホグバックの改造により華奢な体からは想像も付かない筋力を持っているため、肉弾戦も可能である。
なお、生前は当然ながら一般人のため、戦闘能力は無いものと思われる。
性格
生前は貴族の家の生まれ。子供の頃から人気者で大人になってもそれは変わらなかった。気取りがなく、家族思いで誰にでも優しい素敵な女性。
しかし、ゾンビになってからは非常に物静かになり、更に毒舌になっている。また、前記した影の持ち主の影響から皿嫌いになっている。普段はホグバックに冷たいが、肉体改造を受けているためいざという時は忠実な部下となる。チョッパーは言いなりになっている彼女を見てホグバックへの怒りをあらわにした。
活躍
当初はホグバックの忠実な部下としてスリラーバークにやって来た麦わらの一味からの影の採取を手伝っていた。しかし、その最中の戦闘でチョッパーが彼女を捕まえて命を侮辱したホグバックに怒りをあらわにしてからは、突如涙が出て体の自由が利かなくなる。すぐに体の自由を取り戻して再びホグバックの言うことを聞くようになるが、チョッパーとロビンにはまるで本来の体の持ち主が抵抗しているように思えた。
その後、ホグバックはがれきに挟まれて体が動かなくなり、シンドリーに自分を助けるように命令する。しかし、シンドリーは再び体の自由が利かなくなり、チョッパーとロビンの方に体を向けて生前のような笑みを見せた。このとき、一瞬だけ亡くなった体の持ち主の人格が復活したと推察される。
最後はモリアに強引に影を奪われ死亡し、影もナイトメアモリアが倒されたことによりマルガリータの元に戻った。
マルガリータ
シンドリーに入れられた影の持ち主、マルガリータ。
彼女は昔婚約していた大富豪の主人の愛を試す為に主人の宝物の十枚の皿を全て叩き割った所、婚約破棄され顔にハナクソをつけられて追い出される。それが理由で、皿嫌いになった。
モリアに影を抜かれてからもある屋敷で使用人をやっているが、改心したのでもう皿に恨みはないらしい。影が戻ってきたときには驚きのあまり家宝の皿を割ってしまうが、その主人からは無事に許された。かっての主人と今の主人が同一人物かは不明。