概要
友民党の党首であり、ともだちの最側近。組織の中で唯一「おまえ」とともだちを呼んでいるあたり、深い信頼関係が伺え、オッチョからも「ともだちと一心同体」と評されている。
作中での初登場は麻薬を持って日本に入国してきたとこをユキジに見咎められるという、なんともしまらない登場の仕方だった。
ともだちの意向に従って政治を動かしていく一方、かなり俗的な人物で、国会議員に貢物をさせたり、愛人を大量に囲ったり、ドラックを嗜むなどやりたい放題である。
しかしながら、ともだちへの信仰と忠誠、依存心はかなり強く、作中でともだちの訃報を聞いて激しく動揺して泣き崩れ、「消えてしまいたい」とドラッグを大量に吸引するほどであった。
ともだち暦の時代では親友隊を統括しており、なお中央で強い権勢を握っていたが、ともだちが自分が信じたともだちではなくなっていると知って、叛意を抱く。
過去
本名は万丈目淳一朗といい、ギョーカイで有名になることを夢見てローラーゲームなどの団体を設立したりプロダクションの経営をしていた。70年代はマジックグッズやSFグッズを売る露天商をしていて、その頃にともだちと出会い、彼を超能力少年としてテレビ番組に出そうとしたこともある。
80年代にともだちと再会し、彼からの誘いで一緒にともだちの信仰団体を立ち上げる。その際、彼の奇跡を演出するイカサマに協力していたのだが、「場末のマジックショーのほうがマシ」と思いながらも、観客の誰も彼もがイカサマを疑わず、そのカラクリを知っている者たちでさえ奇跡を信じさせるともだちのカリスマに魅入られ、彼と共に頂点にいたろうとまで思うようになった。
作中ではハーバード大学卒の経営コンサルタントという友民党成立以前の経歴がでているが、その経歴はともだちの組織によるでっちあげである。
劇場版
第一部・第二部は概ね原作通りであるが、第三部では真実を知っているからと[ともだち]]に疎まれて原作における関東軍総統の役割を担う。そのため、原作にあったともだちへの忠誠心も皆無で、自分が協力したせいでこんなことになったという後悔と人類滅亡の恐怖から酒に逃げ続けている醜態をさらしている。