概要
CV. 古賀葵
『ゾンビランドサガ』第9話で登場した不良少女。
サキが生前所属していた暴走族レディースチーム「怒羅美(どらみ)」の初代総長・霧島麗子の一人娘。
母親からは愛され大事に育てられたが、「いい娘」でいる事の息苦しさや、かつての「怒羅美」初代総長の面影がないほどに丸くなった母への不満からかグレてしまい、母の旧姓を名乗って「霧島万梨阿」として暴走族「怒羅美」を率いる八代目総長となった。……のだが、かつては九州制覇を成し遂げた「怒羅美」も当代の構成人数はわずか3人。バイクも原付でつらたにえん。不良集団としては見る影もない程に弱体化している。一方で、麗子・サキの代から「怒羅美」と対立しているレディースチーム「殺女(ころすけ)」はそれなりの勢力を維持しており、その境遇は少なからず哀愁を誘う。
「殺女」の現総長・東鶴美沙からの果たし状を受け、チキンレースで決着を付けようとするが、そこに「一日特攻隊長」としてサキが乱入(本人曰くあくまでアイドル活動)。その「お前に命賭ける覚悟があるとか?」という説教と、ブレーキをかけずに特攻した気合い、そんなサキにかつてのレディース魂を取り戻し説教する母の姿、そして「(今でもレディース魂を失わず気合満々な)母を説得させるほどの根性を見せろ」とのサキの言葉を聞き考えを改めた。
その後、「自分の伝説を見せてやる」と彼女の招待を受けてライブに足を運び、観客を湧かせているサキの姿に感銘を受け紅潮していた。その後、最終回である第12話でも登場。母・麗子や、「怒羅美」の仲間、和解したであろう美沙と一緒に仲良くフランシュシュのライブを応援していた。
なお、表面上グレてはいるが、可愛らしいイラストの絵が入ったピンクの茶碗を愛用し、また部屋にはぬいぐるみがたくさん置いてあるなど、普通の少女らしい素顔も窺える。サキからも喧嘩はあまり強くないと見られており、その本質は不良ではなくこの年頃の娘に多いあの病気なのかもしれない……。
ところで部屋には若者のカリスマを彷彿とさせるポスターが貼られていたが、果たして暴走族として乗っているバイクもとい原付は本当に彼女の持ち物なのだろうか……?