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ゴミ屋敷とトイプードルと私の編集履歴

2019-01-12 13:18:25 バージョン

ゴミ屋敷とトイプードルと私

ごみやしきとといぷーどるとわたし

池田ユキオによる読み切り漫画作品。電子書籍で配信中。

概要

恵まれた容姿に生まれて地味な姉や周囲を見下し、ワガママで贅沢な人生を歩んできた女がSNS中毒となり、最後は「我慢知らず」「苦労知らず」な生き方が仇となって破滅するという因果応報を描いたヒューマン漫画作品。


主人公の明日香と今日子姉妹を始め、トイプードル以外の人間はどこかしら歪みがあり、「登場人物全員クズ」っぷりが特徴である。


のちに明日香の後輩・沙耶が主人公の続編『ゴミ屋敷とトイプードル私 #港区会デビュー』が連載スタートした。全7話。


あらすじ

主人公明日香は、見た目が地味な風貌の姉・今日子より容姿に恵まれ、親からもかなり甘やかされ、姉から欲しいものを奪い簡単に手に入るような人生を歩み、それは34歳になった今でも変わらなかったが、やがて、後に訪れる「我慢知らず」「苦労知らず」のツケが返ってくることは知る由もなく、傍若無人にワガママに任せて過ごしていた。

ブランドものの借金400万円を親に泣きついて払ってもらい、ペットのトイプードルの飼育放棄・虐待・SNSの道具として使い、果てには自分に言い寄ってきたクライアントの男性と、金銭目的で一夜を共にするがその翌日、後輩の裏切り行為によって追い詰められ社内で大暴れし、クビになり後がなくなる。親に金を無心しても父の介護で手一杯である上に一銭も出せず、怒りに任せて訴え、やがて今日子からもこれまでの所業の報いを叩きつけられ、明日香は父の介護を余儀なくされ、やがて「嘘で固めた美貌」も急激に老け込み、破滅同然の末路を辿った。


#港区会デビュー あらすじ

前作から1年後、人気フォトスタグラマー・misakiに憧れる西村沙耶は恋人の徳井康介からプロポーズされ、営業部に異動され、恋も仕事も順調だった。

そんなある日、沙耶は営業部の女ボス・詩織から港区会へのお誘いを受け、参加する。そこでは、パパ活が行われていた。沙耶は、パパ活にのめり込むようになるが、それをきっかけに彼女も破滅への道を歩む事になるのであった。


登場人物

明日香

主人公。大手広告代理店・電報堂の総務部に勤めるOL。生まれた時から姉の今日子より容姿に恵まれ、昔は読者モデルをしていた。親に依怙贔屓され、姉の欲しいものを奪い取って自分のものにし、男たちに言い寄られて貢物をされ、金がかかるものでも一晩付き合えばチャラにされ、言えばどこにでも連れて行ってくれるという、周囲からちやほやされる日々。OLになってからも贅沢な暮らしがやめられずブランド商品の借金400万円(のうち、300万円)を親に泣きつき払ってもらい、ワガママで育ち悪く、部屋もゴミ屋敷同然、我慢知らずで苦労知らずな自分の思い通りになるような贅沢な人生を歩んできた。現在も会社でキラキラ女子ぶりを発揮し、年下のイケメン社員・徳井からも気にかけられて快楽に浸っていた。しかし、その人生も34歳になった時に運命を決定づけることになる。

自分が「キラキラ」であることを維持すべく、30万円もしたトイプードルのソラを、SNSの注目を集めるための写真を撮るだけの道具にして、虐待・飼育放棄する。ある日後輩の沙耶に高級ランチを奢ろうとした際にクレジットカードが使用制限で使えず恥をかき、キレて親に金を無心するも、母親は夫の介護に追われて拒否される。やむを得ず自分に言い寄ってくる後藤と金銭目的で一夜を共にするも大金は得られなかった上、沙耶にこっそり後藤とのツーショットを撮られてネットに拡散され、社内での居場所を失う。さらに逃げ込んだトイレにて、明日香を慕っていたはずの沙耶が同僚と明日香の悪口を言っている場に遭遇する。そこで、沙耶が後藤との写真を撮って拡散した事、本当は金がないのがバレていた事、徳井が実は沙耶の彼氏で、2人で明日香を笑っていた事実を知り激怒。略奪しようと色仕掛けをしに徳井の元へ向かうが冷たくあしらわれ、その場で大暴れしたため解雇される。住まいも姉に奪われ突き放されるが、結局父親の介護をする事を条件に引き続き実家に住まわせてもらっている。クレジットカードは取り上げられ、着飾る事もできなくなったため見た目以上に老け込み、介護生活に追われる身となった。しかしSNSはやめられない様子で、誰も見なくなっても投稿を続けている。

『#港区会デビュー』ではSNSでポエムを投稿している模様。沙耶からは嘲笑われており、「偽キラキラ女子」と酷評されている。直接登場はしていないものの、明日香が沙耶のSNSを監視しているような描写が度々あり、ラストシーンには小綺麗に戻った明日香らしき女性の姿が映っている。


今日子

明日香の姉。妹とは違い地味で、母親から差別されて自分の欲しいものを妹に持っていかれ、人生の辛酸をなめ続けて生きてきた末に地味な男性と結婚して家を出た。後に息子を設ける。後に妹が問題を起こしてどうにもならなくなった際には、これまでの鬱憤を容赦なく妹に叩き付け、さらに夫と肉体関係を持った事を糾弾する。しかし、父親の介護を任せる事を条件に明日香を家に住まわせる事を許した。その後は息子を母親に預け、働きに出ている。


明日香・今日子の母

姉の今日子を卑下・差別し、妹の明日香ばかり可愛がり続けてきた毒親。彼女もその差別教育のやり方が仇となって明日香の借金の肩代わりと金の無心、夫の介護に追われる末路を辿った。


明日香・今日子の父

薄毛が特徴で、妻同様明日香には甘い。物語の途中でくも膜下出血を起こし、介護が必要な身となってしまう。終盤、変わり果てた姿の明日香を明日香だと認識できなかった。


ソラ

明日香が飼っていたトイプードル。明日香にSNSの道具にされた挙句、飼育放棄されて虐待死の一歩手前までいくが、はなれの掃除に入った今日子と母親に発見される。最後は回復し、今日子一家に可愛がられている。


今日子の夫

眼鏡をかけた地味な風貌の男性。妻との間に息子を設けるが、明日香に唆されて彼女と不倫してしまう。


後藤

明日香いわく「取引先(クライアント)のハゲだぬき」。薄毛の気味悪い見た目の中年男性。電報堂に来社するたび、明日香に言い寄っていた。借金の支払いに困った明日香に誘われてラブホで一夜を共にするが、明日香には若くない事を理由にタクシー代しか出さず、さらに他の女子社員に気を遣って今まで明日香をチャン付けで呼んでいた事を告げ、風俗代わりにまた頼むよと馬鹿にした態度で去る。実は電報堂の女子社員たちに手当たり次第言い寄っていた様子。


西村沙耶

明日香の総務部の後輩。24歳。

表面上は明日香を慕っているが、内心では彼女を軽蔑しており、「徳井が明日香に気がある」と嘘をついて明日香の反応を楽しんだり、陰でババア呼ばわりするなど陰険な性格。後藤と明日香のツーショット写真を撮ってネットに拡散し、彼女を追い詰めた張本人。

『#港区会デビュー』では25歳の主人公となっており、徳井と婚約して周りから祝福され、以前から希望していた営業部へ晴れて異動となる。明日香のSNSを見て未だに笑っていたり、派遣社員の中山を馬鹿にする等、性悪さは健在。先輩の詩織に誘われて港区会のパーティーに足を踏み入れパパ活を教わり、パパ活を経て憧れのmisakiのようなキラキラ女子になろうと目論み、中山に残業を押し付けてパーティー三昧な生活を送るようになる。しかしパーティーを優先して徳井との約束をすっぽかし続けた事と、異常にSNSに執着した沙耶の言動に怒りが爆発した徳井からついに婚約破棄される。社長達相手に枕営業をして次々と仕事を獲得するが、何者かの手によって沙耶の裏アカが作られ、枕営業中の卑猥な写真がばら蒔かれ、誹謗中傷のコメントの嵐にパニックに陥るが急激に増えたフォロワー数に快感を得て喜ぶ。後日、口約束とやり逃げで結局枕営業で取った契約は全てキャンセルされてしまい、中山が営業成績トップに君臨して立場が完全に逆転。さらに徳井が中山に告白している所を目撃し、仕事も彼氏も中山に奪われたと逆恨みする。中山を会社の階段から突き落とした疑惑をかけられた上、SNSにアップした写真に機密情報が写っていた事で営業部にクレームが殺到、さらに枕営業が本格的にバレて停職処分となる。停職処分中、家は「ゴミ屋敷」となり果て、名前も住所もネットに晒されてストーカー行為を受けるようになる。しかしそんな状況すらSNSに投稿する始末で、同僚たちはおろか心配していた中山からも見放されるようになる。さらに追い打ちをかけるように、慕っていた詩織が自分を生贄として利用していた挙句裏アカを作り中山を突き落とした犯人だったことを知らされ、見下していた中山こそ尊敬していたmisakiだったことを知ってしまう。

その後、中山にかけられた言葉を歪んで解釈し、徳井の家に押しかけた事で通報を受け、電報堂を解雇される。その後は港区のスーパーでパートとして働いており(キャバクラの面接も受けたが落とされた)、事業を失敗して落ちぶれた児玉から紹介された六本木の木造ボロアパートで児玉と二人暮らしをしており、児玉から金をせびられる生活を送っている。それでもSNSは続けており、港区暮らしのキラキラアピールをしている。

少女時代に父親が痴漢で逮捕され、母親から目立たないように厳しく育てられた過去があり、その反動で華やかな世界やキラキラ女子に憧れるようになった。


沙耶の母親

仙台在住。夫が痴漢で逮捕されてから、娘の沙耶に、目立たないよう暗い生活を強いてきた。


徳井康介

電報堂の売れっ子アートディレクターであるイケメン

電報堂の女子社員たちの憧れの存在。

明日香に気があるそぶりを見せているが、実は沙耶の彼氏であり、それどころか沙耶と同様に34歳でキラキラ女子を演じる明日香を内心見下していた。沙耶の悪口から全てを知った明日香からホテルに誘われるが、これまでの態度を一変させ、キモいと言い放つ。

『#港区会デビュー』では沙耶にプロポーズをするが、度重なる顔合わせ約束のドタキャンに加え、レトルトを徳井のために手作りしたビーフシチューと偽ってSNSに挙げる沙耶についに怒りが爆発、婚約破棄した。沙耶と別れた後は中山に惹かれ、彼女に近づく(しかし中山には元から婚約者がいた上に派遣期間満了で退職してしまったため、恋が実る事はなかった)。その後は、狂った沙耶に自宅に不法侵入されて結婚を迫られ、警察を呼ぶ。



林田詩織

『#港区会デビュー』から登場。電報堂営業部の通称・女ボス。

華やかな見た目で仕事もできるバリバリのキャリアウーマンで、沙耶からは羨望の眼差しで見られている。

沙耶を港区会のパーティーに誘い出し、パパ活を教えた張本人。停職処分となった沙耶が自作自演してまでストーカー被害をSNSに投稿していた際も、彼女を擁護して助長させていた。

実は沙耶の裏アカを作り中山を突き落とした真犯人。徳井に片想いをしており、そんな彼と婚約した挙句自分のような苦労もなく営業部に異動してきた沙耶を激しく憎み、丁度港区会でパパ活をさせる「生贄」を必要としていたため、沙耶を唆して利用した。中山を突き落としたのも「徳井に好意を持たれた」事と「生意気だから」という理由であった。

その後会社のトイレで同僚に中山を突き落とした事を嬉々として話すが、その会話は録音されており、中山の退職の挨拶時に録音を流され、犯行が暴露された。中山からは慰謝料で破産するか謝罪するか詰め寄られ、泣く泣く土下座しながら謝罪した。


中山泉

『#港区会デビュー』から登場。

沙耶と同時期に営業部に配属された派遣社員の女性。

沙耶からは「地味で野暮ったい」と馬鹿にされており、派遣というだけで見下されている。しかし仕事ぶりは優秀なため、沙耶からは嫉妬され、事あるごとに目の敵にされている。

港区会のパーティー漬けの沙耶から残業を押し付けられるが、のちに沙耶が中山に嘘をついて残業を押し付けた事が上司にバレて叱責された一件で徳井と知り合い、その後徳井から告白される。だが帰宅中にこの件に嫉妬した詩織によって会社の階段から突き落とされ、全治2週間の大ケガを負う。退院後、停職処分になりながらもストーカー行為までSNSに投稿する沙耶を心配し詩織とともに見舞いに行くも、自作自演をしていた沙耶にあきれ果てた。

その正体は、沙耶が「明日香と違うホンモノのキラキラ女子」と称し憧れている超人気のフォトスタグラマー「misaki」。一流企業・中山物産の社長令嬢の中山美咲(泉は派遣をするための偽名であった)で、派遣社員として働いていたのは婚約が決まり父の後継者としての世間勉強のためであった。

その後、同僚を中山物産にヘッドハンティングした上で詩織の会話を録音させ、退職の挨拶時にその録音を社員達の目の前で流して詩織が自分を突き落とした証拠を突き付けた。さらに自分の正体を明かし、詩織に慰謝料で破産するか謝罪するか詰め寄り、詩織を謝罪させるに至った。


児玉

『#港区会デビュー』から登場。

大手アパレルブランド・ZAZACITYの社長で、港区会メンバーの1人。沙耶に高級ブランドのピアスをプレゼントして肉体関係を迫り、その後も「港区のマンションを紹介する」事をちらつかせて沙耶と肉体関係を重ね続けた。

年商5千億の大金持ちだったが、後に事業が失敗して転落、家族からも見放された。転落後は沙耶に六本木のボロアパートを紹介し、彼女のヒモとなった。

沙耶のストーカー「88」の正体も彼であった。




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