ネタバレ注意
この人物に関する情報は、Bloodborneの世界観(主に人物関係)においてネタバレとなる要素を多々含んでいます。
閲覧の際は十分にご注意下さい。
概要
死体漁りとは、感心しないな…
だが、分かるよ。
秘密は甘いものだ
DLC第2ステージ「実験棟」のボス。
穢れた血族カインハーストに連なり、その王族の傍系に当たる出自を持ち、最初の狩人ゲールマンの弟子たち、最古の狩人の一人。かなり長身の女性。
特に彼女は、ゲールマンを慕った。しかし何が起き、どういう経緯があったのかゲールマンと離れ、彼女は過去の世界とねじれて繋がった狩人の悪夢に囚われていた。
実験棟の患者たちからは「マリア様」と呼ばれ、尊敬され、慕われている。
狩人の帽子からマスクを外し、羽飾りをつけたような帽子を被り、仕立ての良い衣装を身に纏いる、銀の長髪を後ろでまとめている。これらは、狩り装束としての実用性、カインハーストらしい貴族趣味の華美を合わせたもの。
カインハーストの血刃を使うことを好まず、カインハーストの近衛騎士が用いる刀「千景」(血質により威力が高まる)と同邦だが、技量による「落葉」という銘の刀を振るっていたが、ある時、この落葉を漁村の井戸に投げ捨てたらしい。
プレイヤーと邂逅した際は、大聖堂の時計塔で椅子に座ったまま死んでいたが、突如として蘇り、狩人たちの「秘密」を探ろうとする主人公を排除すべく襲い掛かってくる。
狩人の夢に放置されていた人形のモデルでもある古狩人だが、その生涯のほとんどは謎のまま。彼女を思わせるようなアイテムが多く存在するが、それが本当に彼女につながるアイテムなのかは不明。
ボス戦
だからこそ、恐ろしい死が必要なのさ。
大小一対の刀を組み合わせた仕掛け武器を用いる剣士である。
(落葉に似ているが、落葉は捨てたはずなので謎。)
モーションもほぼ落葉のそれであるが、一部プレイヤーには使用出来ない動きも含まれる。またステップやローリングといったアクションは常に「古い狩人の遺骨」の効果がかかった状態にあり、古狩人たちの狩りを存分に刻み付けてくれる。
HPが一定量減少すると、刀を自らの体に突き刺し、刃に血を纏わせ、血の長剣とでも言うべき状態となる。
基本的なモーションは、さほど変化はないが威力と間合いが大幅に増加し、中途半端な回避では文字通り狩られる。
さらに追い詰めると、血飛沫が炎を発するようになり、斬撃の軌跡に炎が走るようになる。これによって威力と間合いがさらに増し、側面に回り込んでも軌跡を追う炎が引っかかって思うように攻撃できないなどのケースが増加するため極めて危険である。
総じて高い攻撃力を誇る強敵であるが、人型ということでパリィが有効である。
なお、彼女を撃破した後、啓蒙ショップで彼女の衣装が、後のステージでかつての愛刀である落葉が、それぞれ入手可能となる。
また彼女の撃破後に人形に話しかけると、特殊な会話が発生する。
考察ネタ
- カインハースト
ヤーナムの隣にある古城。
穢れた血族、女王アンナリーゼと貴族たちが暮らしていた。しかしゲーム開始時点で穢れた血族は、ローゲリウスの処刑隊によって不死身のアンナリーゼを残して殺され、廃城となっている。
カインハーストの貴族たちに禁断の血を齎したのは、古い学び舎ビルゲンワースの裏切り者だったという。この一件は、学長ウィレームに猜疑心を芽生えさせ、彼の弟子たちと亀裂を作り、彼のもとを去った人々が医療教会を立ち上げて今に至る。
マリアは、このカインハーストの女王の傍系である。
具体的に、どういう血縁関係かは不明。
(妾の子、分家、あるいは従弟だったのか?)
- 実験棟
過去の世界を映す、蕩けた瞳が見せる狩人の悪夢。そこにある二つの大聖堂、その一方にある医療教会の施設。狩人の庇護者、血の医療を司る教会の隠された実態が暴かれる。
頭部が膨らんだ患者たちが徘徊し、ベッドや椅子に縛り付けられたものもいる。
患者たちは、マリアを慕っているようだが、この場の実験を管理していたのは、マリアであったように仄めかす発言を残す患者もいる。
- 失敗作たち
時計塔のマリア、そのボス戦直前に登場する実験棟の不気味な巨人たち。
何の実験の失敗作なのかは、不明だがBGMの歌詞にマリアの名前が登場する。
- 星輪草
上記の失敗作たちが屯している場所は、「星輪草の庭」と呼ばれている。この萎びたヒマワリに似た大振りの花は、ゲームの各所で登場する。
印象深い花であり、マリアと共にイラストに描かれることがある。