概要
Friday Night Funkin'のMODの一つ。
クリーピーパスタ「Suicide Mouse」を題材としており、薬に溺れたミッキーマウスのほか巨大な悪魔やオズワルドなど様々なキャラクターが登場する。
また元ネタ再現によりほとんど全てがモノクロで表示される。
メインストーリーやエクストラ以外にもカバーやインポスターオマージュの楽曲も存在している。
キャラクター
Boyfriend
本MODのプレイアブルキャラクター。
名前や声は原作と同じだが原作FNFのBoyfriendとは別人である。(原作Boyfriendの曽祖父という設定)
丸い帽子 黒いズボン そして古いマイクを手に持っているという、原作とは異なる容姿をしているが、服の禁止マークや帽子が前後逆になっているという共通点もある。
Mickey Mouse
本MODのメインの対戦相手。
世間で知られるミッキーマウスと同じ容姿をしているが、表情が暗く元気がない。
恋人であるミニーの浮気を目撃し、薬に手を染め自殺も考えるようになってしまった。
ちなみに、ウォルト氏の漫画にミッキーマウスが自殺を試みる(全て失敗に終わる)という話がある。
Girlfriend
Boyfriendの恋人。
Boyfriendと同じく原作Girlfriendとは別人。
そのため、悪魔ではなくただの人間という設定になっている。
ストーリー
とある美しい水曜日の朝、ミッキーは最愛のミニーが背の高い優雅なネズミ(Mr. Slicker)と話している所を目撃する。
ミニーはすぐそばに居る自分には目もくれず、Mr. Slickerと夢中で話し続けていた。
恋人を奪われたミッキーは強いショックを受け、絶望の表情を浮かべながらあてもなく町を歩きBoyfriendと出会う。
Boyfriendは落ち込んだミッキーを見て何かを感じたのか、二人で共に歌う事に。
He found something that maybe can help.
(彼は自分を救ってくれるかもしれない何かを見つけた)
楽曲(メインストーリー)
Wistfulness(物憂げ)
本MOD最初の曲。
蒸気船ウィリーのメロディーに合わせミッキーは口笛を、Boyfriendは歌を奏でる。
1曲目というだけあって難易度は控えめ。
だが後半になるとマウスが一瞬こちらを向き、血の涙を流したかと思えば奇妙な笑みを浮かべながら震え、口笛は不協和音と化し、画面に激しいノイズやズレが生じ譜面を隠してくる。
その状態でノーツを叩き切ると2曲目に移行する。
Dejection(落胆)
(後半はともかく)明るく軽快な印象であったWistfulnessとは打って変わって、こちらはかなり物静かでどこか重苦しい空気を感じさせる曲となっている。
ミッキーはWistfulness後半で見せた奇妙な笑みを顔に張り付け静かに歌い始める。
1分ほど経つとマウスが突然笑い声を上げ、その直後BPMが早くなり譜面の難易度も上がる。
更にここからマウスによるゲージの押し返しが付与される。
また画面のズレやうねりが発生し譜面が非常に見辛くなる。どの位置に次のノーツが来るか冷静に見極めよう。
この曲も乗り切るとアニメーションが挟まる。
物憂げな微笑みを浮かべながら半歩後退るミッキー。
しかしその直後、何か(恐らく後述する注射器)に反応を示し邪悪な笑みを浮かべ、3曲目に移行する。
Unknown Suffering(知られざる苦しみ)
最愛であったはずの恋人を奪われ精神が崩壊し半狂乱になり、目は白に剝かれ正気とは思えない表情を浮かべながら注射器を用い薬物に縋る...。
3曲目 Unknown Sufferingは、そんな狂気に堕ちた彼との歌である。
これまでの2曲からは難易度が跳ね上がり、まるでマウスの狂気を表すような激しい曲調と譜面でBoyfriendおよびプレイヤーを追い詰める。
さらに、大量のノーツが押し寄せる中、マウスは目の前の相手をも道連れにせんと注射器を投げつけてくる。
この注射器は画面中央に"Watch Out!"と表示されたタイミング(実際は表示された0.5秒後ぐらいがちょうどいい)でスペースキーを押すことで回避できる。
回避に失敗した場合、
・判定の位置がずれる
・画面が斜めになる
・色ずれ
のいずれかが発生する。
これらの効果は重複するのでミスが重なると譜面を読むのが非常に難しくなる。
高速のスクロール、大量のノーツ、さらにはスペースキーによる回避と非常に高難易度となっているが、ここでのミス数がエンディングに大きく影響すると言っても過言ではない。