「カトリーさんのお世話をするのは『仕事』じゃなくて、僕の『使命』ですから!!」
概要
『レイトンミステリージャーニー/探偵社』に登場する、主人公・カトリーエイル・レイトンの助手をつとめる青年。
カトリーからは「ノアくん」、シャーロやアスポワロ警部からは「ノア」と呼ばれている。またカトリー同様犬であるシャーロの言葉がわかる人間の一人。
グレッセンヘラーカレッジに通う19歳の大学生。植物学を専攻するが、入学早々…と言うか不幸に継ぐ不幸が重なり、学内で起こった青いバラに関する研究発表会資料が盗難される事件に関して濡れ衣を着せられる災難に陥るも、そこへ乱入し推理で自分を救ってくれたカトリーに人間としても異性としても惚れこみ、彼女の助手として同行するようになった(ゲーム中のエピソード及びアニメfile27「ノア君の日記」参照)。
カトリーは当初彼が助手となる事を断っていたのだが、その熱意に押されて今はバイトのような扱いとなっている。が、本人としてはバイトではなく使命とのことで、『誰も仕事をしてはいけない日』であるエンヤの休日であっても嬉々としてカトリーの給仕役をしている(ゲーム中のエピソードおよびfile12参照)
主な仕事は探偵の助手として現場調査や聞き込み調査をする他、備品の買い出し、カトリーや探偵社を訪れた依頼人に紅茶を振舞うなどの雑務もこなすが、お菓子の調理に関しては素人同然である。
「私の助手としてはまだまだね」と呆れられつつもカトリーからはそれなりに信頼されているらしく、頼み事をされる事も多い。但し、その殆どはカトリーがナゾのギミックを解く為に敢えて囮となってもらったり犯人役のシミュレーションを担ったりする役割で、散々な目に合わされるパターン。
性格・趣味
ちょっと頼りなさげで、怖がりな一面があるものの基本的には動物好きな心優しい性格。カトリーを尊敬しつつ、恋愛感情も抱いている。普段は温厚な性格である彼だが、カトリーに対して色目を使って近づいてくるような男性に対しては嫉妬の感情を露にし、カトリーが恋愛に通ずる話を口にした時には動揺している。
彼なりにはカトリーに対してアプローチをかける努力はしているようだが、肝心のカトリーが恋愛そのものに対する興味が薄いために成果は殆ど無い。そしてシャーロからはよくその事についてからかわれている。
隠れた一面として、彼は映画マニアである。特に物語時点でヒット作を連発させている人気映画監督ハリー・ギルモント氏の作品は、氏のアマチュア時代のSFものから最新のラブストーリーものまで網羅する程のマニアっぷりであり、ゲーム/アニメともこの回のノアはかなり饒舌である。
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ネタバレ
ゲーム版エピソード12「富豪王アリアドネの陰謀」及びアニメ版fair47.48「大富豪アリアドネの陰謀」の真犯人。
ノアは偽名で、真名はユリアス・アーレンダレム。この名は冒険小説のタイトルと著者から取られたもの。祖父がロンドン有数の資産家で、所有していたダイヤ鉱山に肝心のダイヤが無いと知り没落。病弱な母と貧乏生活に陥る。彼の病床時に真相の一端を知り、調査隊として参加したのが現在高名な7人の富豪だと調べ上げ、その誰かが持ち去ったと思い込み、時を経て真実を突き止めようと今回の件を画策し、カトリーやアスポアロ警部らを巻き込んだ。
しかし、真相は老い先短いアーレンダレム翁は街の発展のために調査隊がダイヤを発見しても所有権は見つけた者と署名。死の間際に娘に真実を明かし、彼女もまた、1人遺されるユリアスの生きる希望を掛けて真実を語らずこの世を去った。富豪となった調査隊メンバーもそれぞれの適材適所でその意思を継ぎ尽力するが、カトリーと共に行動していたノアをユリアスだと思っていなかった様である。