概要
海上優勢維持のため多数配備目的とした小型護衛艦。汎用護衛艦では1年に1隻しか予算の制約上建造できないが新型はコンパクト化により建造費を減らし1年に2隻建造することができるとされている。また海上自衛隊では掃海艇を25隻から18隻に削減する計画であり、掃海艇の対機雷戦能力をある程度肩代わりできるようにしている。
本艦型の艦種記号はDEXや、30DD、30DXと呼ばれていたが、2018年4月3日、海上幕僚監部は艦種記号を「FFM」と決定した。フリゲートを示す「FF」に加え、機雷(Mine)と多目的(Multi-purpose)の頭文字の「M」を合わせた記号である。これからは、計画年度と合わせた「30FFM」が本艦型を表す略称と呼ばれることとなる。
日本でのフリゲートの建造は、旧海軍・海自を通して初めてである(もっとも護衛艦の記事にある通り、フリゲートと駆逐艦の区別は明確でないので「フリゲートを意味する艦種記号を公称する艦」という意味でしかないが)。