クリミア半島
くりみあはんとう
ウクライナ南部に位置する黒海北岸に突き出した半島。係争地域。
他の用例はクリミアの項目を参照。
概要
幅5~8kmのペレコープ地峡によってウクライナ南部と繋がる半島。
海岸線のかなりの部分が冬になると凍結するロシアにとって、温暖なクリミア半島の確保は悲願であり、通商・軍事の生命線であった。1683年以降、ロシアは何度もこの半島を目的に軍事行動を行っている。
1955年、ソビエト連邦内でロシア・ソビエト連邦社会主義共和国からウクライナ・ソビエト社会主義共和国へ移管され、1991年のソ連崩壊に際してはそのまま独立したウクライナに継承された。
一時対立はあったが1992年にクリミア自治共和国が設置され、小康を保っていた。
2014年2月、ウクライナでの政変をきっかけに帰属問題が再燃。実質上ロシア側の支配下におかれ、3月にはロシアへの編入条約を締結した。なお、ロシアに編入された理由は軍事利権に推測される。
ウクライナや、日本も含む主要先進国は承認していない。