概要
コロニー「アンティリア」で製造されたオービタルフレーム。 従来のオービタルフレームと脚部構造が異なり逆関節型になっている。 山犬を模した頭に、六枚の翼を模したウィスプを装備している。また、ウィスプとエネルギーラインの繋がる背部は脊椎部以外はえぐれるようにくぼんでおり、臀部には尻尾を模したケーブルが装備されている。
背中のウィスプは、推進器とジェネレーターと兼用しておりベクタートラップの圧縮空間を利用した攻撃と反射・屈折を行えるほか機体をベクタートラップ内に格納してステルス行動が可能となっている。
作中最強のオービタルフレームに位置し、作品の主役機のジェフティと共に【イレギュラーオービタルフレーム】と分類されている。
基本スペックはジェフティを参照。
劇中では背部のウィスプのないレプリカが作られたものの性能は大きく劣っていたが、それであっても通常のOFより優れた性能を持っていた。
・装備
- ウアスロッド:主力となる近接武器。
- ハウンドスピア:ホーミングレーザー。ジェフティのものとは異なり屈折しながら追尾する。
- 戌笛:バーストショット。弾速が異なる二種類の追尾性能を持ったエネルギーショット。
- ゼロシフト:本機最大の特徴で、ウーレンベックカタパルトの技術を応用した瞬間移動。
- シールド:ウィスプを機体前方に移動させて防護する。ゲーム上ではアージェイトのバーストショット「コフィンブラスター」を耐え凌ぐ。
活躍
一作目「Z.O.E -ZONE OF THE ENDERS-」では物語終盤に登場、ジェフティと戦闘し終始圧倒し続けた。 艦砲射撃によりジェフティを仕留めそこねた。
二作目「ANUBIS -ZONE OF THE ENDERS-」では、物語序盤から登場。 前作で明かされなかった武装を多数使用してジェフティを圧倒していくが、終盤で敗北し更なる強化がなされた。
交戦領域のほとんどがバフラム艦内や研究所内、スフィア内と室内戦闘が多く野外戦闘が起きることがなかった。
アニメ「Z.O.E -Dolores i-」では、物語中盤と終盤に少しだけ登場。 前者はフレームランナーのかつての愛機「セルキス」を模擬戦闘で大破させ 後者は地球の軌道エレベーター倒壊作戦を始める前にハトールと遭遇するが戦闘せずにそのまま撤退した。
初期デザイン
生みの親の新川洋司氏曰く『学生時代の頃にスケッチした時から物語の最強の敵』だが、翼はなかった。顔はたまたまできたもので、ジェフティのモデルをプレビューした時にテクスチャーがバグって出てきたものを利用した。
指は二本だけなのはあるメタルバンドのCDジャケットからヒントを得たもの。
当初の設定では、尻尾のケーブルに「オーバーメガドライバー」と呼ばれる武器が接続される予定だったらしい。
関連タグ
※【これより先、物語の結末に触れる内容も含まれているため閲覧には 注意されたし】
アーマーンは、アヌビス(私)を選んだ・・・・
アヌビスと融合することで、アーマーンは初めて真価を出す
見ろ・・・・メタトロンとの完全なる結合・・・・
全てを終わらせるほどの 【破壊】を!!!!
アーマーン・アヌビス
圧縮空間内での戦闘でジェフティによって大破したアヌビスが、巨大兵器アーマーンと融合して強化された状態。
機体色は黒系が主体だったものとは反対に純白に染まっているほか、大破した装甲パーツが廃棄され
顔も露わに、背部のウィスプを複数のメタトロンに変更し、頭部には天使の輪のようなエネルギーラインが形成されている。
使用可能装備は変わらないが、火力と速度が爆発的に強化されており バーストショットを放った後にゼロシフトで移動しホーミングレーザーを連続で撃つという離れ業が可能となっている。
また、アーマーンの外壁を剥がしメタトロンを吸収してエネルギーを回復させる芸当もやってのける。