概要
台湾出身の囲碁棋士。台湾出身だが、日本棋院東京本院所属。七大棋戦のタイトルを全制覇した実力者。著書に「新版 基本死活辞典」、「勝利は10%から積み上げる」など。一度は五冠制覇で無敵と言われていたが、強敵井山裕太にその座を奪われる。五冠制覇したときは殺気が感じられていたが、一度無冠になったことで雰囲気が変わった。その効果が出たのか井山裕太からタイトルを奪取することができた。現在「名人」のタイトルを手にしている。
プロフィール
- 名前:張栩
- 性別:男
- 棋士段位:九段
- 出身地:台湾台北市
- タイトル数:40
- タイトル/称号:名人
- ナショナルチーム:参加棋士
- 著書:「新版 基本死活辞典」
「張栩の実戦に学ぶ コウの考え方」
「勝利は10%から積み上げる」
「張栩の特選詰碁」
「トッププロに学ぶ 珠玉の7大講座」
「打碁鑑賞シリーズ7『張栩』」
「張栩の詰碁」
- 入門キット考案・監修:「よんろのご」
「よんろのごのほんー張 栩からのもんだい100ー」
- 趣味:ボルダリング
- 生年月日:昭和55年(1980年)1月20日
- 師匠:林海峰名誉天元
- 昇段経歴:平成6年入段、同年二段、7年三段、8年四段、9年五段、11年六段、13年七段、15年八段、同年九段
棋戦主要履歴
平成12年
- 第25期棋聖戦リーグ入り
- 第56期本因坊戦リーグ入り
平成13年
- 第56期本因坊戦挑戦者
平成14年
- 第49回NHK杯優勝
- 第27期新人王戦優勝
平成15年
- 第58期本因坊戦で、加藤剱正本因坊を4-2で破り本因坊を獲得
(本因坊獲得により九段昇段)
- 第51期王座戦で王銘エン王座を3-1で破り王座獲得
平成16年
- 第59期本因坊戦で依田紀基名人を4-2で退け本因坊を防衛
- 第29期名人戦で依田紀基名人を4-2で破り名人獲得
(史上5人目の名人本因坊となる)
- 第52期王座戦で山下敬吾天元を3-1で下し防衛
平成17年
- 第24期NECカップ優勝
- 第52回NHK杯優勝
- 第9回LG杯世界棋王戦で兪斌九段(中国)を3-1で破り優勝。
- 第17回テレビアジア選手権で趙漢乗八段(韓国)を破り優勝。
- 第30期名人戦で小林覚九段を4-3で下しタイトル防衛
- 第53期王座戦で山下敬吾天元を3-0で下し3連覇
平成18年
- 第31期碁聖戦依田紀基碁聖を3-0で破り初の碁聖獲得
- 第15期竜星戦優勝
- 第13期阿含桐山杯優勝
平成19年
- 第26期NECカップ優勝(2回目)
- 第32期碁聖戦で横田茂昭九段を3-0で下し2連覇
- 第16期竜星戦優勝。2連覇。
- 第14期阿含桐山杯優勝。2連覇。
- 第32期名人戦で高尾紳路名人を4-3で破り名人復位。
平成20年
- 第55回NHK杯優勝(3回目)
- 第33期碁聖戦で山下敬吾棋聖を3-1で下しタイトル防衛。3連覇。
- 第33期名人戦挑戦手合で井山裕太八段を4-3で下しタイトル防衛
- 第15期阿含桐山杯優勝。3連覇。
- 第34期天元戦で河野臨天元を3-0で破りタイトル奪取
- 第56期王座戦で山下敬吾王座を3-1で破りタイトル奪取
(名人・天元・王座・碁聖の4冠獲得(史上4人目))
平成21年
- 第47期十段戦で高尾紳路十段を3-1で破りタイトル奪取
(名人・十段・天元・王座・碁聖獲得で史上初の5冠)
- 第34期碁聖戦で結城聡九段を3-0で下しタイトル防衛。4連覇。
- 第57期王座戦で山田規三生九段を3-0で下しタイトル防衛
平成22年
- 第34期棋聖戦で山下敬吾棋聖を4-1で下しタイトル奪取
(七大タイトルグランドスラム達成)
- 第48期十段戦で山下敬吾天元を3-0で下しタイトル防衛
- 第58期王座戦で山田規三生九段を3-0で下しタイトル防衛
平成23年
- 第30期NECカップ優勝
- 第35期棋聖戦で井山裕太名人を4-2で下しタイトル防衛
- 第59期王座戦で羽根直樹碁聖を3-0で下しタイトル防衛
(王座4連覇(通算7期))
平成24年
- 第36期棋聖戦で高尾紳路九段を4-3で下しタイトル防衛
- 第19期阿含桐山杯優勝
平成28年
- 第63回NHK杯優勝
平成30年
- 第43期名人戦で井山裕太名人を4-3で下しタイトル奪取