概要
水着・下着等の股間部分の布地を横にずらした「股布ずらし」の状態でおしっこをすること。
一般に、男性の放尿はズボンを少し下げてペニスを露出させるだけで済むため、本タグを用いられる場合は女性が放尿している場合が多い。
女性器が露出することが多いため基本的にはR-18に指定されている。
この放尿の際の衣服
ワンピース水着やレオタードなどを着ている場合、服を脱いで放尿するのには時間がかかる上に、全裸で放尿をすることに抵抗を覚える女性も多い。
本タグはそれらを着ている時ので放尿を描くことが多い。
特に、夏場の海水浴場やプールでは女子トイレが混雑しているため、男子トイレで男子と同時に一つの小便器で用を足して驚かせ、あるいは野外でこの放尿をして、覗き見る男の顔を赤くさせるのは定番のシチュエーションである。
しかし、スカートを穿いている場合でも、おもらし(失禁)してしまいそうな切迫した状況では、放尿時にパンツを下ろす手間を省くために、たくしあげたスカートの端を口でくわえて、両手でパンツのクロッチをずらしてこの放尿をすることもある。
放尿のために座る時間すらも惜しい場合は、股布をずらして立ちションを行う。
ズボンをはいている場合は、パンツだけではなくズボンもずり下ろす必要があるため、後述する特殊なシチュエーション以外は本タグが用いられることは考えにくい。
欠点
ずらし放尿はこのようなメリットがあるが、女性は放尿の際に尿道口の周りからふとももまでもを尿で汚してしまうことがあるため、衣類を尿で汚してしまうと、おもらしを防げても、尿から衣類を守る目的を果たせなくなってしまう。特に、ホットパンツを無理やりずらして放尿する場合にはそれが顕著である。
そのため、脚を大きく開いてふとももと鼠蹊部の密着を防ぎ、衣類の股布を恥丘の端まで大きくずらし、クリトリスが露出するくらいに小陰唇を大きく開く等をして、尿が恥丘に垂れることなく放物線を描くように放尿することが推奨される。(この時の尿の理想的な軌跡を、黄金放物線という(大嘘)。)クリトリスを勃起させて陰核亀頭を上を向かせると、陰核亀頭の鈴口と癒着している小陰唇が上に吊られて、尿道口が大きく開き、尿が女性器の周りに垂れ落ちにくくなるとされている。
また、腰の周りが衣類で圧迫された状態であり尿の出が悪く、男性のようにペニスを振って残尿を切ることができない欠点もあり、尿を出し切ったことを確認してから股布を元の位置に戻す必要がある。
加えて、股布をずらしている間は常に片手が塞がるため、用足しを終えた後にティッシュを取り出すことが困難である。あらかじめポケットティッシュを取り出しておき、股布をずらさない方の手に持っておくことで後始末をすることは不可能ではないものの、現実にずらし放尿が予想される状況では尿意が極限まで切迫しており、そのような準備を行う余裕がない場合も含まれる。そのため、ほぼ拭かないことが前提であり、たとえ失敗することなく無事放尿を終えたとしてもほぼ確実に下着を汚してしまう放尿法である。しかしながら、水着着用時はすでに体が濡れているか、またはすぐに必ず濡れることが確定しており、また野ションの場合も時間短縮や証拠隠滅のために拭かない女性が多いため、ずらし放尿を選択せざるを得ない場合において、下着を汚すことはさほど問題にはならないとも言える。そもそもずらし放尿を選択せざるを得ないほど尿意が切迫している状況では、すでにちびり始めて下着を濡らしている可能性もあり、その場合拭くという行為にはもはや意味はないだろう。
熟練すれば……
尿道口の角度を上体の傾きで調整して真下に排尿することができれば、スカートをはいている時には女性器や肛門を外に晒さずに安全な花摘みを終えることも可能である。
…とはいえ、尿の軌跡が確認できないため衣類を汚すリスクが高く、スカートをはいて居る時にずらし放尿をするのは時間に余裕の無いときであるため、よほど慣れていない限りパンツやスカートを尿で汚してしまうだろう。
過去に存在した専用の下着
また、大昔のドロワーズ(旧ドロワ)や過去のくノ一の下着は、放尿のためにあらかじめ中心に切れ込みが入れており、パンツをはいていてもオープンショーツのように尿道口の周りの女性器を露出させられる構造になっていた。
これらを穿いている場合は、股布をずらして、下着を脱がずに汚すことなく放尿できた。(旧ドロワでは、立って用を足すのも一般的だったようである。)
やはり、ずらし放尿は立ちションと切っても切り離せない関係である。とはいえ、描かれる下着の股割れの広さ次第で、股布をずらさなくても下着を汚さずに放尿できることもある。