概要
元は登山者の間で広く使われていた女性の野ションを意味する婉曲的表現が一般化したものであり、いわゆる隠語。草むらでしゃがみこんで用を足している女性の姿が、遠目には花を摘んでいるように見えることからこう呼ばれるようになったと考えられている。
野ションとほぼ同義であるが、現在では「トイレに行く」という事の丁寧な表現として使われることも多い。女性にとっては、いくら親しい間柄の人に対しても「トイレに行ってくる」と明確に言うことは、とても勇気のいる一言なのである。
女性同士の現場なら意図が通る言葉であるが、男女のカップルの場合は簡単には行かないだろう。突然、親しい女性が「私、ちょっとお花を摘みに行ってくるね。」と言った場合、真に受けて咄嗟に「俺も行くよ」と言われてしまいがちであり、少なくとも最初は「どういうこと?」と思われてしまう。
なので、もし親しい女性が「私、ちょっとお花を摘みに行ってくるね。」と言った場合は「うん、分かった。ここら辺で待ってるよ。」と気遣う事が出来れば、女性からしたらその対応はとても有り難い。
また、対義語として「雉撃ちに行く」があり、こちらは男性が用を足す際の隠語である。