概要
ユーリア・ド・ヴェルナ・ツァリツィナ・ロッシナとは『皇国の守護者』の登場人物。
《帝国》皇帝の姪であり、本国では東方辺境領姫として東方辺境領軍を率いる。《皇国》に侵攻した東方辺境鎮定軍でも総司令官を努める。階級は元帥。
類まれな軍事的センスを誇ると同時に兵を思いやる良将であり、麾下の部隊からは篤く敬愛されている。個人としては茶目っ気もある一方で生まれゆえの傲慢さがあり、捕虜になった新城と対面した際にはその未熟を指摘されて逆上しかけている。
彼女の率いる《帝国》軍は硬直的な《皇国》軍を瞬く間に蹴散らして快進撃を続けるが、その途上で《皇国》士官として幾度にもわたって彼女の思惑を妨げた新城直衛に興味を持つ。
次第にその思いは愛憎半ばするものとなり、ついには戦略的判断に逆らっても新城直衛を屈服させることに執着するようになっていく。