CV:諏訪部順一
概要
漫画・アニメ『世話やきキツネの仙狐さん』の主人公。仙狐さんからは「おぬし」と呼ばれる。
原作では下の名前は登場していないが、アニメでは母親や祖母から「くろと」(漢字表記は不明)と呼ばれている。
終電帰宅・休日出勤が当たり前のブラック企業に勤める会社員(プログラマー)。心身共に疲弊していた彼を救うために仙狐さんが家に押しかけてきたことで物語が始まる。
帰宅寸前に別のプロジェクトのヘルプを頼まれても断れず、仕事が終わっていないからと自主的な休日出勤をするなど、ブラック企業から抜け出せない人にありがちな、責任感が強くお人好しな性格。何事もひとりで抱え込みがちで、他人に頼ったり甘えたりするのが苦手なため、仙狐さんがどれだけ甘やかそうとしても、なかなか素直に甘えられない。
仙狐さんが自分に先祖の影を重ねていることには薄々気付いているが、それを受け入れた上で今の幸福を肯定する度量がある。
重度のモフモフ好きで、隙あらば仙狐さんの尻尾をモフっている。モフ欲があらゆる欲望に勝り、シロからはドン引きされるレベル。仙狐さんがお風呂に背中を流しに来たときでさえ尻尾の付け根が見られることを何よりも喜び、濡れてしぼんだ尻尾を見たときにはこの世の終わりのような顔をしていた。
彼の背後に浮かび上がる黒い靄(仙狐さんたちは「心の闇」と呼んでいる)は、近くにいる人間にまで影響を及ぼす。単にブラックな労働環境による疲弊によって生じているものではないらしく、大学時代から「近付くと不幸になる」という噂を立てられていたらしい。
趣味はゲームと映画鑑賞だが、就職後は時間がなくどちらもご無沙汰気味。