「燃えていいのは魂だけだ!はた迷惑な炎は消してやるよ」
「燃えて消すのが俺の流儀だ!」
CV:松山ケンイチ
概要
TRIGGER制作劇場アニメ『プロメア』の主人公。綴りは"Galo Thymos"。
10代で高機動救命消防隊「バーニングレスキュー」の新人隊員。隊員内での通し番号は7。
江戸時代の日本で活躍していた「火消し」に強く憧れており、火消しの「纏」をモデルにしたマトイギアを装備している。
物凄く上にハネた青い髪が特徴。
普段はシャツなどを着ているものの、バーニングレスキューとしての活動時にはなぜか上半身裸になる。
左腕の火傷痕を保護するためかサポーターで覆っている。左肩の×型の装飾は「め組」の「メ」がモチーフ。
人物
性格は非常に熱血バカで猪突猛進。一番新人のクセに他の誰よりも態度がデカく、上司や先輩の静止は一切通用しない。
ただしそのスタイリッシュな戦闘スタイルから見て取れるように、「バカ」というのは決して頭が悪いという意味ではない。レスキュー隊員として正規の訓練を受け、応急措置の心得もきちんと持っている。ある意味大人であり子供でもある人物。
ここぞで決める時は必ず歌舞伎役者のように見えを切る。
幼い頃火事に遭ったが、その時クレイ・フォーサイトによって助けられたという過去を持つ。
左腕を犠牲にしてまで救ってくれたクレイのことを心底尊敬しており、「旦那」と呼んで慕っている。
その影響で、ガロ自身もまたプロメポリスの人間を救いたいと考えるようになった。
常に猪突猛進な彼ではあるが、最終的にクレイに迷惑をかけてしまうような行動は慎むように心掛けている。
好物はプロメポリスのレストラン「ピッツェリア」の名物料理「インフェルノヴォルケーノマルゲリータメガマックス」。バリスと共に何枚も平らげてしまう。
XFLAG STOREのカフェではプロメアとのタイアップ商品として、これに因んだマルゲリータがメニューとなっていた。
バーニングレスキューとしての任務を遂行する中で、マッドバーニッシュのリーダーリオ・フォーティアとも交戦。
その後、彼からバーニッシュやクレイについての真実を聞かされることとなる。
装備
凍結ハンドガン
瞬間凍結弾を発射し対象を凍らせる、バーニングレスキューの基本装備。
バーニッシュフレアをも凍らせて拘束具代わりになるが、バーニッシュ本人への攻撃や無力化にはあまり役立たない。
レスキューギア
オレンジ色のパワードスーツ。突入要員の基本装備。
高層ビルの壁をすいすい登れるように救助に特化した機能を持っているものの、スピードが足りず戦闘には不向き。
マトイギア
日本の火消し達が使っていた「纏」をモチーフにしたガジェット。
実際の纏が旗印として機能していたように、マトイもまた光やけたたましい音を発して、煙の中から要救助者の居場所を知らせる役割を持つ。
また、強い風を巻き起こして煙を吹き飛ばす機能もある。
キービジュアルで持っている姿が印象的だが、実際はそのイラストより結構デカい。
マトイテッカー(MATOI TECH)
レスキューギアが腕等の外装を剥離し、マトイが上に突き刺さって「テッカオン(合体)」することで変形する戦闘特化型のレスキューギア。
変形時の口上は「火の元過ぎても熱さ忘れず 火事場装着 マトイテッカー」。
外観は火消しが着用していた火事頭巾がモチーフ。
鈍いレスキューギアとは対照的に足裏の車輪で滑るように高速移動し、あっと言う間にマッドバーニッシュを制圧する程の戦闘力を誇る。
マトイギアの支柱部分は外し、鳶口(火消しが建物の破壊に用いた鉤状の道具)の形をした凍結弾を発射する武器として使う。敵にマトイをバラバラにされても信号を受けるとパーツが再集合し、一瞬で敵を凍結拘束する最終手段も存在する。
纏
前日譚「プロメア SIDEガロ」で登場。初出勤時に持っていたおそらく自作の纏。
ボタンを押すと紐で繋がれた纏飾りが飛んでいくギミック付き。しかしイグニスに簡単に折られるほど脆い。
余談
特に右側がハネた青髪・半裸・熱血キャラといった特徴から、ガロを見て今石×中島コンビの過去作品『天元突破グレンラガン』の重要人物カミナを想起した人は非常に多い。
実際のところ似ているのは第一印象ぐらいでそれほど顔立ちやパーツが似ているわけでもないが、今石氏がこういう性格のキャラを描くと髪型などが大体こういう感じになってしまうとのこと。
髪色についても色々検討した上で、最終的に同じ青に落ち着いたことが語られている。