コウりん
こうりん
概要
八神コウと遠山りんのカップリングを指す。NEWGAME!本編には青ひふ・ゆんはじ・うみねねなど、わかりやすく組み分けされたカップリングが多数存在するが、本カップリングで特筆すべきは「作者の得能正太郎氏公認で百合(曰わく「他は友情」)」という点である。
イーグルジャンプには同期入社で同い年でもある2人だが、物語開始当初は「頼りになるベテラン先輩コンビ」といった具合で、特にそれらしい描写は無かったのだが、第8話(アニメ版では4話)を契機に読者に与えるイメージが一変する。
基本的にコウにぞっこんのりんがのろける、時には暴走するといった事が多く、鈍感なコウはそれに振り回されたり困惑するパターンが目立つ。
普段は「優しいお姉さん」といった感じのりんだが、一度コウが絡めば後輩相手でも容赦なく嫉妬心を剥き出しにするほど彼女への想いが強い。本人もそんな自分を諫めようとはしているのだが、なかなか上手くはいかないようである。
そこまでりんに想われていてもひふみににぶちん呼ばわりされるレベルで気付いていないコウなのだが、りんが風邪をひいた際には泊まり込みで看病し、クリスマスには時計、ホワイトデーにはブレスレットをプレゼントするなど、彼女を大切に想っている節はある。…というより「りんになら着替え(パンツ)を見られても平気」「(休日を過ごす上で)りんとならどこだっていい」とのたまうなど明らかに只の同期と呼べるレベルからは逸脱しており、度々りんを赤面させている。
プライベートでは自堕落なコウのためにりんが頻繁に食事を作りに家に出向くほか、お互いに箪笥の中身を把握しており、少なくともりんの家には会社に寝泊まりする事の多いコウの着替えが常備してある事がゲーム版で判明している。
また、2017年に行われたまんがタイムきらら系作品の集まるイベント「まんがタイムきららフェスタ!2017」で行われた寸劇では(職業体験の場故の疑似的なものであるが)なんと結婚式を挙げている。
なお、2人の馴れ初めに関しては未だに描かれておらず、これは「ドロドロしてそう」という理由で作者が原作5巻の内容の候補であったコウの過去をボツにした事の影響が大きい。
原作ネタバレ
劇中2年目の東京ゲーム展終了後、2人を取り巻く環境は大きく変化する。PECOの開発を通して成長してきた青葉に感化されたコウが、自身のスキルアップのために渡仏を決意したのである。大和・クリスティーナ・和子に希望の会社へのツテがある事を知ったコウは彼女に仲介を頼み、上司の葉月しずくにも無断で計画を立てており、ゲーム展のイベント終了後に同僚たちに全てを打ち明けて驚愕させた。
ちなみにりんにだけは「最初に知っておいてもらいたい」と事前に話しており、2人の信頼がうかがえる。葉月に「それでいいのか」と尋ねられたりんは、最初こそ「理由を聞いて納得したし、数年間だけなら」と返答したものの、すぐに感極まって「行ってほしくない、ずっと側に居てほしい」と本音を零す。
これに対してコウは「りんの気持ちを考えていなかった」と普段の鈍感さは嘘かと思うほどの前置きの後、「離れていてもきっとりんには迷惑をかける。だからこれからもずっと甘えさせて!ずっと見守って!」と想いを伝え、彼女を説き伏せる。
現在は日本とフランスで離ればなれになっている2人だが電話で連絡はとっており、特にコウの生活習慣と十和との関係を気にしたりんの方からかけている。