「汝、我の裁きを受け、永遠に光と影の狭間を彷徨うがいい...」
CV:郷田ほづみ
概要
遊戯王GXの最終章である第4期に登場した、闇のカードに関係した事件の真の黒幕。
その正体は、十代の世界を含めた十二次元宇宙の影側である虚無の世界、所謂「ダークネスの世界」を支配する者。
見た目は、ローブを纏いながらものの、ローブの内に山羊のような頭骸骨と人間の外骨格を持つ悪魔を形容した邪悪な姿を持つ。さらに、背中の左右非対称な悪魔の翼はデュエルディスクとしても機能する。
多数のミスターT(Tはトゥルーマンの意)を従えており、藤原優介の心の隙をつくことで彼を洗脳して尖兵にし、世界中の人間を自らの世界に引き込んでいる。
藤原を操ってヨハン・アンデルセンを倒すものの、藤原自身の心が揺らいだ上、遊城十代が勝ち残ったために藤原の中の分身を消されてしまい、自らの手で目的を満たすべく十代たちの前に現出する。
自身が現実世界に降臨した理由を、人々の「心の闇」が溜まりに溜まってしまったためで、心の闇こそが人間の本質である以上、自身の降臨は世界の摂理・必然であったと答えている。
さらに、世界中の人々に対して未来への不安や孤独と言ったビジョンを見せて、負の感情に揺さぶりをかけてダークネスの世界に引き込んだ一連の事件を巻き起こす、そうすることで自らの力を増大させてダークネスの世界も拡大させた。
フィールド魔法ダークネスを主軸とするランダム性の強いデッキを使い、ダークネスの効果を無視してセットしたカードの確認を可能にする「ダークネス・アイ」で事実上確定で発動できるようになっていくなどの対策も取っている。
だが、ユベルには看破されて「神様を名乗る割にはセコい手を使うね」とまで言われてしまい、ダークネス・アイを除去された状態で無理に発動をしたため、最初に発動すべき「虚無(ゼロ)」を外してしまうと言った醜態を晒してしまう(視聴者にまで2期の絶対正位置や3期の覇王orユベルのほうが圧倒的に強かったとも)。
新たな手として「ダークネス・シード」によってライフを4000にしつつリリース、ダークネス・アイとダークネス・シードの二つの効果を併せ持つ「ダークネス・ブランブル」で盤面を立て直す。願なにセットしたカードを確認できるカードを追加する様が滑稽でしかないのだが、それだけダークネスによってフィールド魔法による恩恵も強力であるためだろう。
さらに、ダークネス・ブランブルの効果を引き継ぎつつ、自分と相手の魔法&罠ゾーンのカードをセットした状態にして、それを好きな順番にセットしなおす効果を持つ「ダークネス・ネオスフィア」によって事実上確定で発動できるまでに使用して勝利を確信した。
だが、十代の起死回生の手でダークネス・ネオスフィアの効果を逆手に取られてしまい、さらに十代の決死の呼びかけによってダークネスの世界の誘惑した人々が抵抗して帰還されてしまい、最後はE・HEROゴッドネオスによる一撃で真の姿を晒し、いずれまた世界が心の闇で満ちた際に現れると言い残して世界から消滅した(世界の影そのものであるため、復活することができる)。
使用デッキ
使用デッキは【ダークネス】。
フィールド魔法「ダークネス」の効果を用いてセットされる5枚のカードをシャッフルしながら「虚無」と「無限」の罠カードを発動して虚無から無限の方向に向けて狭間のカードを発動、その方向に応じて効果と倍率を変えるギャンブル性の高い盤面と、そのダークネスの効果の恩恵を得るモンスターでのビートダウンを狙う。
ダークネスでセットしたカードは基本的に確認不可能だが、「ダークネス・アイ」「ダークネス・ブランブル」「ダークネス・ネオスフィア」にはダークネスの効果適用下でも確認を可能にする効果を持っている。