声・皆口裕子
ギザロフの魔導研究によって生み出された人造兵の一人。主人公「シグマ」と共に研究所で目覚めたところからストーリーが始まる。
形式番号は「Λ―052」。魔力キャパシティの増大が大きな目的とされ、その過程で様々な知識もプログラムされており、ストーリーを通して主人公に情報を与える役目をもつ。
その性格は淡々としておりあらゆる感情が欠落している。任務の遂行の為なら冷酷な提案も自身の死も恐れない。
そんな彼女の正体は、前作「Ⅳ」の仲間の一人である「マクレーン」の死んだと思われていた妹「マリアンデール(マリー)」。
Ⅳのストーリーが始まる1年前に兄妹揃ってギザロフの側近オメガに捕らえられ、上記の改造を施されてしまい、その結果髪の色が変わり、記憶も封じられ感情も失った。
だがストーリーが進み、兄・マクレーンと再会したことを切っ掛けに自身に向き合うことを決め、ストーリー中盤ですべての記憶と感情を取り戻す。その際に表情グラが変化し、声色も明るくなり、名前もマリアンデールとなる。
そして終盤では戦地から疎開して生き延びた両親との再会を果たすこととなる。
彼女が改造された本当の理由
ちなみに、彼女の身体には大気中にマナ(魔法エネルギー)を放出する世界樹の種が埋め込まれており、これが彼女の魔力キャパシティを増大させている。
世界樹の種をギザロフに提供したのは数百年の寿命を持つ赤き月クリムゾの民クリムゾニアの王子レインフォルスである。
彼は二百年周期で地上の周囲を周回するクリムゾの動力たるマナ(魔力)が枯渇する事を知り、二百年前に地上に降り立ちマナを生み出す為に世界樹の植樹を行ってきた。
そして、世界樹と交信し、世界樹のマナをクリムゾに転送する人間を創り出すために人体改造の技術を持つギザロフに世界樹の種を提供し、ギザロフがマリアンデールを改造した事を確認すると彼女を拉致してかねてからの計画通り彼女にマナを転送させようとしたのであった。
さ