概要
掌大の六角形の金属プレートの形をしており、これを掴んで「武装錬金」と言うことで、持ち主の闘争本能に呼応した武器の形に変形する。
声に発する事自体は必ずしも必須ではなく、訓練を積めば無言で作動させる事で敵に悟られずに作動させたり、変形動作にかかるタイムラグを短縮する事も可能となる。
ローマ数字で1~100の番号が割り振られており、同じ番号の核鉄は世界に1つしか存在しないという。
核鉄には自己修復能力が有り、それを使用することで核鉄自体のみならず触れた者の傷を癒すこともできる(ただし、修復能力の多用は体を酷使し寿命を縮める弊害もある)。
長期にわたって所有していたり、使用していた場合はその人のデザインが蓄積され、別の人間が使用した時に武器の外見に前の使用者の武装錬金の影響が最大で約50%近く反映される。
例:
カズキ→No.44を使用したらバルキリースカートのデザインをしたサンライトハート
桜花→No.70を使用したら蝶の羽を持つエンゼル御前
この武装錬金は「アナザータイプ」と呼ばれる。なお、異なるのは外見のみで性能は変わらない。
黒い核鉄
シリアルナンバーⅠ~Ⅲの核鉄を基に従来の機能の向上のほか、万能装置「賢者の石」を製造する実験の為に創られた漆黒の核鉄。武装錬金の発動時には通常とは異なる粘着性のある構造体を露出させる。
劇中の100年前にヴィクターが致命傷を受けた折に彼の妻アレキサンドリアの判断で心臓の代わりとして埋め込んだが、そこで人間やホムンクルスすらも捕食可能な「第3の存在」へと変貌させる効果が判明。その時の暴走で製造方法を含めた殆どの情報が失われ、核鉄は心臓代わりにもなるという部分のみが後世に伝わった。
白い核鉄
黒い核鉄の力を中和し、ヴィクター化した人間を元に戻せる核鉄。ただし、ヴィクター化の進行次第では複数必要になる(一個で戻せるのは一段階まで)。
シリアルナンバーⅡの黒い核鉄を基にアレキサンドリアが一個、蝶人パピヨンと錬金戦団が一個づつ製造に成功している。
中和機能以外は他の核鉄と機能的に大差はない。