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「お前ら脇役!俺主役ゥ!!」


CV:根本幸多



概要編集

名前の通りいかにもチャラチャラした風貌の、迷惑・炎上系ウーチューバー。本名は不明。


作中での活躍編集

6期鬼太郎の記念すべき第1話『妖怪が目覚めた日』で初登場。のっけから渋谷のスクランブル交差点を赤信号で突っ切り、ドライバー達の怒号が飛び交う様子を自撮りしてネット中継するという危険行為かつ迷惑行為を働いた


野次馬達の視線を浴びて調子に乗っていたチャラトミだが、彼等の目前で突然苦しみだすと、いきなり不気味な大木に変じてしまう。実は、ウケ狙いで石に施されていた封印を剥がして破壊していたため、知らずに妖怪“のびあがり”を復活させ、“吸血木”の種を植え付けられていたのだ


その後、のびあがりは野次馬達にも種を植え付け、渋谷に吸血木の森が出現する事態となったが、鬼太郎の活躍でのびあがりが倒されたため、野次馬共々、チャラトミも元の姿に戻った。

  • 彼の一連の行為も大概だが、野次馬達も目の前で起きた怪異を見て逃げ出すでもなく助けを呼ぶでもなく、まずスマホで撮影、画像にコメントをつけてSNSにアップするという、不気味なまでの行動の一致振りを見せる。この描写により、以降6期鬼太郎の持ち味として認識される『現代社会に対する痛烈な風刺』が、強く視聴者に印象付けられる事になった。

第47話『赤子さらいの姑獲鳥』では新SNSアプリ『オメガトーク』に活動拠点を移動。動画コンテンツ『チャラトミの妖怪チャンネル』を立ち上げ、妖怪が見える様になるアプリを使い、様々な妖怪へのインタビューや、鬼太郎の悪い妖怪との戦闘をドローンを使って中継するなどしてランキングトップの人気者となる。


しかし、その仕掛けや進行はオメガ社長の指示によるもので、最初は妖怪を持ち上げていたが、姑獲鳥が赤ん坊誘拐の疑いをかけられると「妖怪はやっぱりおっかない」と配信。世間の妖怪に対する意識を一気に最悪なものへと変えた

  • なお、この時はコスチュームとして、ピンクのトレーナーの上から水色のタンクトップを着用、頭に天冠をつけていた。

第53話『自己愛暴発!ぬけ首危機一髪』では、就職活動に励むものの上手くいっておらず、ウーチューバーとしての活動も停滞している様子が描写された。

「自分は特別な存在なんだ」と、他人にも自分自身にも認めさせたいチャラトミは、サラリーマンとして働く先輩と居酒屋で愚痴をこぼし合う。ちょうど、店内のTVには人気ウーチューバーHIKAKINが登場する番組が映っており、先輩に「ああいうのは選ばれた人間だけさ」と諭されるチャラトミ。


そんな時、自分の人気のなさに不満を持つ妖怪・ぬけ首と出会ったチャラトミは意気投合。頭は強い熱気を放ち、身体は強い冷気を放つぬけ首の性質をネタに動画を撮る様になり、2人は人気者になりつつあった。

しかし、ウーチューバーを仕事にしたいチャラトミに対して、ぬけ首は注目を浴びた事で満足し、休憩すると言い出して去ってしまう。


仕方なく就職活動を続けるチャラトミだが、面接へ向かう駅の中でとても生きている人間の顔とは思えないような人々を見て「こんな脇役達の一員に……、社会の歯車になんのか……!」「いや、違う!!俺は主役だ!!!!」と、ぬけ首の身体をこっそり盗み出し、動画視聴者へ「宝探し」のサプライズゲームを宣言する。

体を隠されたぬけ首の頭は徐々に熱を放ち始め、やがて爆発寸前に。異常な熱波により各地で山火事が発生、人々は熱射病で倒れ始める。


事態を知った鬼太郎とねこ娘はチャラトミを詰問するが、全く反省の気配を見せないチャラトミは2人を煽り返す。ところがまなから体の隠し場所を突き止めたと連絡が入り、慌てたチャラトミは現地へ向かう鬼太郎達を止めようとするが、自分も暑さに耐えられず倒れてしまった。


そこへ……


???「大丈夫ですか?」


何とそこにはHIKAKINの姿が。HIKAKINはチャラトミを連れて近くの公園へ。そこにはHIKAKINが、この暑さを乗り切るために「ありったけレンタルした」というスノーマシンによって雪が降っており、子ども達が雪遊びをして楽しんでいた。

自分が用意した企画を利用された様に思ったチャラトミは「なんでお前が主役みたいな面してるんだよ!!!」とHIKAKINに迫る。それに対してHIKAKINは、


「僕はただ自分が好きな事を、全身全霊で楽しんでるだけですよ。全身全霊で楽しむって案外楽じゃないけどね。でも、そうして初めて、人は自分の人生の主役になれる気がするんだよね」

と返し、微笑むのだった。


その後、事態を無事に終息させた鬼太郎とねこ娘がチャラトミの前に現れる。チャラトミに制裁を加えようとするねこ娘。その前でチャラトミは、「(自分は)他人の評価ばっかり気にして、自分の好きな事も見付けられないちっぽけなやつ」だったと本心を吐露した。その言葉を聴いた目玉おやじは、


「誰だって最初から好きな事が見付かってる訳では無い。自分の居場所を作るため、もがき続きていくうち、いつか自分が何を好むかも分かってくる筈じゃよ」


と励ます。チャラトミは思わず涙ぐみながら、


「ありがとう。俺、頑張ってみたい。何でもいい。何かを、ちゃんと頑張ってみたい。それで、せめて、自分の人生の主役になりたい」


と答えた。改心したチャラトミの決意を聞いた鬼太郎も「今度は人の迷惑にならないやり方でな」と注意を促し、制裁を実行する事は無かった。


その後、かつて先輩と愚痴をこぼしあった居酒屋の店員となったチャラトミ。その姿は先輩からも「何か感じ変わったな、お前」と褒められる程、溌剌としていた。「お互い頑張ろうぜ」とエールを受けたチャラトミは、生き生きとした笑顔を見せるのだった。


以降は出番は無いが、最終回の第97話ではバックベアードと戦う鬼太郎を他の人々と共に応援している。



余談編集

名前の由来は6期鬼太郎のプロデューサー、永富大地(ながとみ だいち)。永富Pの6期への思い入れは深く、この他にも作品内に様々なお遊びを盛り込んでいる。



関連タグ編集

ゲゲゲの鬼太郎 6期鬼太郎


飽くまでも作品上は「ウーチューバー」である。


チャラトミを改心させるきっかけを作った人。上述の第53話では本人が声を担当している事でも話題になった。

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