概要
愛知県名古屋市名東区に本社と本店を構える。1986年11月に創業した。
「遊べる書店」をコンセプトとし、本以外にも雑貨を取り扱う複合書店。
売り場が「映画」「クルマ」「インテリア」などジャンル別に分かれているのが特徴。
一般的な書店と異なり、新刊、雑誌の類を置かず、部門の担当者の嗜好による仕入れが行われる。
売上の7割以上を占める雑貨はヴィレヴァンにおける重要な取り扱い商品である。インテリア、アパレルからお菓子まで幅広く扱われており、高級志向よりもキッチュなものが多く取り揃えられている。
黄色地に緑の縁取り、右下のロゴマークの入った用紙にユーモラスな商品紹介文が特徴的なPOPには、商品を高く評価するものからディスるものまで幅広い。
創業者で現在会長を務める菊地敬一が「自分が客だったから」という発想で名古屋市天白区で開店したのが始まり。大和田康司(俳優の大和田伸也と大和田獏の兄)が名古屋市名東区で1977年から経営していた書店「ブックショップ大和田」をもとにして開店した。1980年に2号店の店長になり、大和田から「自分で自由に好きなように経営すればいい」と言われた菊池は、外見をカントリー調にしたり、車やアウトドアなど趣味に関する本を仕入れたり、BGMにジャズを採用したりと、本だけでなく雑貨を置くなど個性の強い経営を行い、『ヴィレッジヴァンガード』の経営に生かされた。