凄惨で醜悪で苛烈で劇的な―――世界に断罪されし少女と愚鈍な従者の物語。
「我が名は『拷問姫』エリザベート・レ・ファニュ。誇り高き狼にして卑しき牝豚である」
死後、異世界転生した瀬名櫂人の前に現れたのは絶世の美少女・エリザベート。彼女は『拷問姫』を名乗り、従者として自分に仕えるよう櫂人に命じるが――
「断る」
即答する櫂人にエリザベートは『拷問』か『執事』かの二択を突き付ける。あえなく陥落した櫂人はエリザベートの身の回りの世話をすることになり、咎人たる『拷問姫』の使命――14階級の悪魔とその契約者の討伐に付き合わされることになるが……!?
「あぁ、そうだ。余は狼のように孤独に、牝豚のように哀れに死ぬ。たった一人でだ」
登場キャラクター
エリザベート・レ・ファニュ:「拷問姫」。自身の全領民から周辺貴族にまで及んだ拷問、惨殺の咎で処刑されることが決定されている美しい少女。『処刑の前に善行を成せ』と教会から悪魔と契約した者たちの処罰が命じられている。
瀬名櫂人(セナカイト):長きにわたる虐待の末に、無残に殺された少年。エリザベートに召喚され、彼女の従者を勤めることになる。生前の経験から、恐怖や怒り、憎悪など、激情を覚えると逆に冷静になる側面がある。
ヒナ:機械人形でメイド。櫂人を主であり恋人だと認識している。典型的なヤンデレだが、櫂人のためなら喜んで死ねるしむしろ死にたい献身的タイプなので、櫂人自身に危害が及ぶことは滅多にない。