概要
ラムジー・キャンベルの小説「ベールを破るもの」に登場する神性。
「ベールをはぎ取るもの」と呼ばれる外なる神。
その姿は奇妙な幾何学といわれるほど目では認識できないほど複雑な形をしており、長いプラスチックの棒によって半球体と光る金属が結合しているとしか判断は不可能。
そのプラスチックの棒は灰色で、突き出したそれぞれの円柱は平らな塊に繋がっている。そんな棒の間からは目がこちらを覗いている。
その姿を脳が認識することができないため、自然と目がダオロスの輪郭を辿ってしまうことで狂気に陥ってしまうためダオロスの眼を見てはならないとされている。なので償還する際には部屋を暗黒にしなければならない。ダオロスは現実世界でも幻夢境でも召喚することができる。
またダオロスを閉じこめるなにか魔術的な対策ができなければ無限に膨張を続け、永遠に肥大し続けることになる。
誇大化し続けるダオロスに呑み込まれたものは遠い異次元へと運ばれ、悲惨な結末を迎えることになるという。
その存在は3次元以上の空間に存在し、過去、未来、物質を透過し異なる次元に移動することができるといわれている。
ダオロスはユゴス星などの異世界で崇拝されている。地球上でダオロスの崇拝をしている者は珍しいがその筆頭勢力である「ダオロス教団」があるなど存在していないわけではない。