ドン・サウザンド「すでにこの世界はフィールド魔法《ヌメロン・ネットワーク》が発動している!」
概要
バリアン世界の神であるドン・サウザンドは、偽りのナンバーズによってバリアン世界と人間世界を融合させ、ヌメロン・コードの在り処を探すのではなく世界ごと取り込むことでヌメロン・コードの力を手に入れることに成功する。
このカードは、そのヌメロン・コードの力を抜き取るための血管の役割を担っていた。
1つ目の効果は「相手のドローフェイズにのみ手札から発動できる」というもの。
カードの効果によって手札から発動できるのは一見魅力に見えるかもしれないが、これ実は「発動の為には相手に必ずドローフェイズを通過してもらわないといけない」という、ある種の発動への制限である。このため、先攻にも拘らず何も伏せずに最初のターンを終わらせるといった光景も見られた。
相手ターンに手札からフィールド魔法カードを発動できるのはおかしいとも思われるが、案外そんなことはない。なにせ、遊戯王OCGにもスタンバイフェイズに発動する通常魔法カードが存在するのだから...。
(念の為に書いておくが新マスタールールでも先行のドローフェイズ自体は発生する)。
2つ目は「デッキのヌメロンカードの効果を得て適用できる」というもの。
「ヌメロン・リライティング」と名の付く罠カードによって相手の使用したカードを無効化してそのカードと同種で別のカードに書き換えるという戦術を披露している(なおリライティング以外のカードをコピーした場合については全くの謎である)。
3つ目はヌメロンの名を持つモンスターエクシーズの素材を用いる効果の消費を踏み倒す効果である。本編では主にオーバーレイ・ユニットを持たずに場に召喚されたゲート・オブ・ヌメロンの効果を適用するために使用されている。
作中で組み合わされることは無かったが、《No.100 ヌメロン・ドラゴン》との相性が非常に良かったりする。
テキストには無いが、発動場所が不明という無茶苦茶な理屈によって、発動されたこのカードを効果の対象に選択できなかった。後に、アストラルとエリファスの協力でヌメロン・ネットワークが回収されてフィールドに露出、ナッシュの発動した魔法カード《海底噴火》によって破壊された。
その後、魔法カード《ヌメロン・カオス・リチューアル》の効果でレベル12のモンスターとして扱われた上、CNo.1000夢幻虚神ヌメロニアスのオーバーレイ・ユニットとなった。
テキスト
フィールド魔法
相手のドローフェイズ時に自分フィールド上にカードが存在しない場合、このカードは手札から発動できる。
1ターンに1度、自分フィールド上にこのカード以外のカードが存在しない場合、自分のデッキの「ヌメロン」と名のついたカード1枚を選択し、そのカードの効果を得る。その後、選択したカードを墓地へ送る。この効果は相手ターンでも発動できる。
このカードがフィールド上に存在する限り、「ヌメロン」と名のついたモンスターエクシーズがエクシーズ素材を取り除いて効果を発動する場合、エクシーズ素材を取り除かなくてもよい。