概要
中学高校時代は全寮制の学校に通っていたこともあって、音楽とほとんど接しておらず、読書や絵画鑑賞などに熱中していた。その後福岡大学に進学し、軽音研究会に所属して音楽に出会う。
2010年に自身の名前と同じ「黒木渚」というバンドを結成してヴォーカルとなり、2012年には1stシングル「あたしの心臓あげる」をリリース。彼女自身は大学院進学を経て一旦は地方公務員として就職するも、音楽活動に専念するため1年で退職した。2013年にバンド「黒木渚」は解散するが、2014年にはシンガーソングライターの「黒木渚」としてソロ活動を開始し、キャリアを積み重ねている。
歌詞を見てもわかるように文学に造詣が深い。大学院では近代英米文学を専攻し、研究職に就くことも視野に入れていた。2016年〜2017年に咽頭ジストニアを発症して音楽活動を休止していた時期があったが、この間には「壁の鹿」で小説家としてもデビューしている。
余談だが、2018年ごろTikTokで「あたしの心臓あげる」がちょっとしたブームになった。本人はこのことを、弟から聞かされ知ったらしい。