概要
20世紀初頭、フランスを中心にヨーロッパ全土で流行した美術様式。
英語圏の「モダン・スタイル」、ドイツ語圏なら「ユーゲントシュティール」、直訳すれば「新芸術」。
特徴
アール・ヌーヴォーに属する制作物は工芸・工業製品や建築など多岐にわたるが、
特にイラストで顕著な特徴は以下の通り。
・流れるような曲線の多用
・はっきりした輪郭線で区切られた、いわゆる「アニメ塗り」に近い着色
・植物モチーフ
・人物を中心に据え、装飾的な枠で囲った構図
ファンタジックで、漫画・アニメ的なモチーフとも相性が良いからか、
現代のイラストにおいても西洋美術史的な表現のうちで特に人気が高い。
類似タグ
関連タグ:ミュシャ(アール・ヌーヴォーを代表するイラストレーター)