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魔界戦記ディスガイアシリーズ

まかいせんきでぃすがいあしりーず

日本一ソフトウェアより販売されている「史上最凶のやり込みSRPG」であり、それらのシリーズ。

概要

日本一ソフトウェアより販売されているSRPG(シミュレーションロールプレイングゲーム)。様々な機種で販売されている。

略称は「ディスガイア

ステータスの上限が4000万、ダメージは億を超えるなどやり込み要素が多いのが特徴であり、これらは作品を重ねる毎に強化されている。

シリーズ一覧

ナンバリング・直接的続編系

記念すべき初代。「原点にして頂点」と言うユーザーも多いほどにキャラクターやシナリオが完成されている。また、アイテム界、議会、キャラメイクと言ったお馴染みの要素も、ここから健在。

パラメータはHPが4000万、他は2000万近くまで強化可能。当時のRPGでここまでの数値を叩き出せるものは他になく、「なんか凄いゲームがあるぞ!」と口コミで大きな話題となり、『マール王国の人形姫』や『ラ・ピュセル』を超える売り上げを叩き出し、日本一ソフトウェアの看板タイトルとなった。

よく1000時間遊べると言われるが、これはやや誇張された表現で、実際は100~200時間ほどあれば裏ボス撃破・個別エンディングなどの主要な要素はほぼ全て回収できる。残りの時間はアイテム図鑑コンプ、レベル上げと転生(レベルリセット)の繰り返し、アイテム界での装備強化といった地道な作業が中心となる。演出カット、移動速度高速化といった機能がなかったこともプレイ時間がやたら増える理由の一つ。

ディスガイア15周年を機に、高解像度化がなされた魔界戦記ディスガイアrefineが発売。発売初期はグラフィック以外初代とほぼ変わらない内容で、シリーズ後期から参入したファンに非難されたが、後にアップデートで遊びやすいように改良された。

第2作。パラメータは4000万まで強化できるようになった。

原田たけひと氏の画風が現在のスタイルになったのも、この作品から。

本作から敵のステータスが大幅に強化される「修羅の国」、初見殺しや難解なパズルが満載の「裏面」が実装され、より遊び応えが増した。(一部除き)キャラクターグラフィックは一から描き直され、背景も全体的に色鮮やかに、さらに冒頭でオープニングアニメが流れるなど、前作と比較して豪華な印象が強くなった。

壮大なスケールのハチャメチャ劇が描かれた前作から打って変わって、本作のシナリオはデビルバスターの青年アデルが仲間達と共に魔王を倒す冒険をする、という王道モノ。しかしデビルバスターの肩書きを持っていながら逆に悪魔にボコボコにされるシーンが多い、脇役(のはずの)アクターレやエトナにおいしいところを毎回のように持っていかれる、話のスケールが小さいなどの理由で、前作ファンからの評価はいまひとつ。また新たな収集要素「前科」も前作のイノセントに比べて集めるのに時間がかかるため、あまり受けなかった。

とは言えキャラクター人気は高く、上述したように進化した部分もあるため、決して駄作ではない。

第3作。ここよりPS3にハードを移している。

ジオシンボルがジオブロックに変わってパズル要素が強化。

パラメータは9999万9999まで強化可能、HPはなんと4億を超える。

舞台は魔立邪悪学園、キャラクターはその生屠で、立派な悪魔を目指して勉強(?)をするという、いわゆる学園モノである。前作のシナリオの評価が低かった影響か、作風が初代と同じ笑いあり涙ありのドタバタ劇へと回帰している。

演出カット、高速化などプレイを快適にする要素が本格的に実装されたのはこの作品から。新しいやり込みとして装備適正を鍛える「学級界(後のキャラ界)」、パラメータを底上げする「神水」などが実装された。教室(凶室)にキャラクターを並べてステータスを強化したり、連携率を高めたりするなどのお遊び要素も。

またアイテムを丸々複製するという、チートじみた性能を持つ「ねこばば屋」が実装され、ファンの間で論争を巻き起こした。またバグが多かったり、いまいち不親切な点が見られるなど、システムにはまだまだ改良の余地が見られる。

後にVITA版である『3 Return』が発売。ねこばば屋を続投し、安易な稼ぎシステムを廃するどころかむしろ加速させるという振り切った調整により、ボスを倒すたびにパメラータが強化される(無限に)、5分でレベル9999、最強装備をちょっとの手間で何十本と量産するなど、初代や『2』の頃からは考えられないほどぶっとんだ内容となっている。

あまりの手軽さから、初代や『2』の地道すぎる作業にはについて行けない…と、ディスガイアから離れていた層の心を掴み引き戻すことに成功した。またシステムも改善に改善を重ねた結果、完成度の高いものとなり、「日本一ソフトウェアといえばバグ」という悪い風潮を吹き飛ばすことに成功した。

第4作。記事では3 Returnの次に紹介しているが、発売されたのは3Rより前である。

この作品をきっかけに、キャラクターのドット絵が原田たけひと氏のイラストがそのまま動くかのような美麗な3Dグラフィック(を2D風に加工したもの)にパワーアップした。

舞台は魔界大統領の治める魔界の最下層、地獄。そこでプリニー教育係に落ちぶれていたヴァルバトーゼが、ある事件から政腐の腐敗を感じ、世直しのために革命を起こすという、痛快なストーリーとなっている。

なんと言っても3D化したキャラクターグラフィックが見どころで、DLCによる新キャラクター実装の度にファンは大きく沸いた。PSNの障害事件により配信時期が大幅に遅れるなどのトラブルもあったが、それでも盛り上がりが冷めることはなかった。

システムとしては『3』から正統進化しつつ、新たにオンライン要素が実装された。パズル満載のギミックマップ、徹底的に鍛え上げたキャラを配置したボスマップなど、自作マップをサーバーにアップロードして他のユーザーに遊んでもらうことができる。他、界賊団を結成し、他人のアイテム界に(NPC)として殴り込むことが可能。

後にVITA版の『4 Return』が発売。『3 Return』と『D2』の新要素をいいとこ取りしたような内容で、シリーズでも随一の出来栄えとなっている。

第1作の直接の続編。

これまでに追加された多数の要素を簡潔化、あるいは回帰させたのが特徴。

初心者に親切なシステムになっているが、同時にやりこみの最果ては途方も無く、億パラメータが実装されている。2018年2月現在、億パラメータは本作のみ。

ナンバリング第5作。

ディスガイアD2とディスガイア4のいいとこ取りをした良作。

今作でプラットホームをPS4に移した他、ニンテンドースイッチのローンチタイトルにもなっている。

外伝

ディスガイアシリーズにはSRPGの他、アドベンチャーアクションにも進出している。

  • ディスガイアインフィニット

 PSPgoのローンチタイトルになったアドベンチャーゲーム。

ラハール暗殺事件(と、給料マイナス)の悲劇を阻止するため、様々なキャラに憑依して事件を解決する。

ただのスピンオフにとどまらない、強烈なネタと膨大な設定資料が読める1面が特徴。

  • プリニー~俺が主人公で良いんスか!?~

2008年に発売されたプリニーが主役のアクションゲーム。

高難易度でやり応え抜群のアクションが売り。

  • プリニー2 特攻遊戯!暁のパンツ大作戦ッス!

2010年に発売されたプリニーアクションの続編。

更に難易度が上がっただけで無く、初心者にも優しいシステムもある。

2018年から配信。13年という長い下積み期間を経た朝霧アサギが主役のスマホゲーム。日本一ソフトウェアのディスガイアシリーズとクローバーラボのゆるドラシルが合体したシミュレーションRPG。

日本一ソフトウェアとクローバーの半々の合作であり、運営はクローバーラボが主体である。

  • ディスガイアRPG

2019年配信予定・・・だったが度重なる配信延期の末に19年11月配信予定。

魔界戦記ディスガイアシリーズを踏襲したスマホゲーム。こちらは開発が日本一ソフトウェア主体ではあるが、運営はフォワードワークス主体の模様。

時系列

初代→インフィニット→D2→2→3→4→5

他の記事言語

Disgaea

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