ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
編集者:スローイン
編集内容:記述を連載開始前時点のものから連載開始時点のものに合わせ、文脈を修正しました。他、周辺状況について脱字の修正の他、文脈を整え、原作者表記について第一話を参考に修正しました(三点いずれも先の自分の編集分)

東方酔蝶華

とうほうすいちょうか

「東方酔蝶華」とは、ZUN原作による東方Projectの漫画作品の一つである。2019年11月より月刊コンプエースにて連載開始。

概要

ZUN上海アリス幻樂団主催)原作による東方Projectの漫画作品の一つ。

原作はZUNで、漫画作画は水炊きが担当する。

水炊きはZUNのコラム「博麗神主のゲームが先かお酒が先か」の挿絵や近年では『東方外來韋編』や『東方文果真報』にもその作品が掲載されるなどの形でも原作東方Projectと関わっている。『外來韋編』収録の漫画は『諸楽ノ根源』として独自の単行本としても発表されている。

全体のタイトルは『東方酔蝶華 ~ ロータスイーター達の酔醒』。

「酔蝶華」または「酔蝶花」とは、植物のクレオメ(フウチョウソウ科。風蝶草)の別名としても知られる(参考1)。

ロータスイーター(lotus eater。複数形はlotus eaters)とはギリシャ神話に由来する語で、ロータスの果実は食べると浮世の憂さを忘れることができるとされており、「夢見心地で暮らす人」という意味も持つ。「夢想家」や「怠け者」というニュアンスが込められている。「酔生夢死の徒」(酒に酔ったようなあるいは夢を見ているような心地で生きて死にゆく人の様。ぼんやりと、あるいは遊び呆けて何も成し遂げることなく無駄に生涯を過ごす人の有様)との訳し方もある。

「酔醒」とは、そのまま酒に酔うことと酔いがさめる様。

この他原作タイトルのデザインに「酔」の部分にクジラのようなものが描かれているのが特徴。

本作で新規に語られる人間の里の様子として、「 居酒屋 」である「 鯢呑亭 」(「げいどんてい」)がある。

そしてこの「 鯢呑亭 」との関わりが仄めかされる人物が、本作初登場の新規のキャラクターとして登場している。

「鯢」はメスのクジラを指す語で、オスのクジラの場合は「鯨」。読みは同じく「げい」となる。

『酔蝶華』第一話と同時掲載の第120回「ゲームが先かお酒が先か」コラム(月刊コンプエース1月号掲載)では、「鯢呑亭」が「鯢」の文字を用いている理由についてZUNが語っている。

「鯢呑」となる場合には、熟語としては「鯨」の字を用いる「鯨呑」(「げいどん」)がある。巨大なクジラが小さな餌たちを一気に飲み込んでいくように強大な存在が小さな存在をひと呑みにする様子を指す語であり、同コラムではクジラそのものとコラムにとっても往年のテーマであるお酒に絡めた「鯨呑」についても言及されている。

また同コラムは先述の通り水炊きがイラストを担当しており、連載漫画作画担当とコラムイラスト担当が一致するという同一誌上での連続的シーンも生み出している。

連載・掲載状況

『酔蝶華』は2019年9月末発売のコンプエース11月号にて情報が初公開された。

プレイメージにて情報が初めて公開された範囲では、東方Projectの主人公である博麗霊夢霧雨魔理沙が描かれている。

また漂うような影や靄の中に、何者かの腕が描かれている。

同年11月末発売のコンプエース2020年1月号にて連載が開始。

プレイメージで予告された霊夢と魔理沙をはじめ第一話より複数のキャラクターが登場する。

また先述の新規のキャラクターも第一話より登場する。

本作初発表時の周辺状況

本作の制作が初めて発表された時点の周辺の原作東方Projectの動きとしては、書籍作品としては『東方三月精』(第四部相当部)と『東方茨歌仙』が『酔蝶華』連載開始の2019年に完結した。他方、同じく2019年に新しくスタートした動きとして、ゲーム作品では同月に開催されたコミックマーケット96C96)にて『東方鬼形獣』(製品版)が頒布され、翌月上旬開催の第六回博麗神社秋季例大祭では『東方剛欲異聞』β体験版が頒布され、更には2019年10月28日にニコニコ静画にてZUN原作のマンガ『東方智霊奇伝』が連載されるなど、原作周辺全体でも非常に大きな動きがあった。

このような激動の動きにあって、『酔蝶華』がどのような物語となるのか、どういったキャラクターが登場するのかなど、ファンの間でも期待が大きく膨らんでいる。

関連タグ

上海アリス幻樂団 ZUN

東方Project

本作と同時期の書籍(漫画)作品

作品完結 : 東方茨歌仙 東方三月精(第四部相当)

連載開始 : 東方智霊奇伝

関連記事

編集者:スローイン
編集内容:記述を連載開始前時点のものから連載開始時点のものに合わせ、文脈を修正しました。他、周辺状況について脱字の修正の他、文脈を整え、原作者表記について第一話を参考に修正しました(三点いずれも先の自分の編集分)