CV:速水奨
概要
髪が灰色で穏やかな顔付きをした帝国軍准将で、帝国軍所属のギレル中尉達を統括する立場に当たる。
年齢または後述の持病の件からか、前線からは引退したようだが、かつては飛行ゾイドに搭乗した(と思われる)凄腕のゾイドライダーで、傲慢かつ上司さえ見下すギレルが唯一尊敬する人物である。
更に、ギレルの口からかつては『黒い荒鷲』の異名を持ち、共和国軍に恐れられた歴戦の勇士であると同時に、命令違反の常習犯(それで昇進が遅れた)と言う、今のギレルを彷彿させる経歴を持った人物と判明、ギレルの事を気に掛けているのは、かつての自分と照らし合わせていたのかもしれない。
そして、ある最重要ゾイドのゾイドライダーにギレルを推薦し、持病が悪化して倒れた後には、ギレルに最重要ゾイドを『戦争の抑止力となって平和を齎す使者』と信じている事を口にするが、そのゾイドの完全復活目前に持病が更に悪化、目標を半ばで逝去してしまう……。
余談
上記のゾイドを「戦争の抑止力」と呼んでいる事から、今まで出てきた帝国軍人達のような軍拡主義者ではなく、「圧倒的な力で戦わずにして相手に勝つ」と言うスタンスを持っていたと思われる。
准将と言う立場であるものの、過去の経歴が原因なのか派閥としては脆弱なようで、自身の死後ギレル中尉への推薦を容易く揉み消されてしまった。