概要
演:役所広司
「二人の主人公」である「金栗四三」と「田畑政治」の「師」であり、
「二つの物語」である第一部「金栗四三編」及び第二部「田畑政治編」を繋ぎ、物語の根幹を成す「最重要人物」として登場。
どのくらい重要かというと「OPの登場人物テロップの大トリに、最後の最後まで出た」と言えばわかるだろうか?
本作品では主に「アジア初の国際オリンピック委員」として「日本のスポーツ」の普及発展のために金栗四三を支援し、「オリンピックを東京に呼ぶ」ために田畑政治を鼓舞しながら導いていく。
また一般的に見られる「清廉潔白な人物」という描かれ方はほとんどされておらず、
基本的にお金に無頓着であり、常に借金三昧(なお史実準拠)(但し教育とスポーツの発展の為のものではあるのだが)
例えば、金栗四三と三島弥彦のストックホルムオリンピックへの派遣費用の金策に困っているのに、「辛亥革命」発生の為に困窮した留学生たちの学費を肩代わりしてしまい「その借金は生涯残ってしまった」と紹介されたり、
挙げ句の果てに金栗四三の派遣費用を、苦肉の策で口車に乗せ、四三に「自費でオリンピックに参加」させてしまったり、など。
そのために「大日本体育協会」の永井道明や岸清一に反発される一面も描かれる。
またその言動はほとんど大言壮語であり、それが故に事態を良い方へ導く事もあるが、悪化させてしまう事もある。
「これは極論なんだがね」が口癖で、田畑からは「極論タイム」と呼ばれてしまっており、
ファンからもネタ扱いされ、時たま大喜利になることも。
#嘉納治五郎先生が極論で解決してくれるタグ まとめ - Togetter
それでも無類のカリスマと天真爛漫な性格、そして「役所広司のチャーミングさ」で物語を引っ張っていった。