「間違った今日を是正するための行動です」
概要
斉藤半次郎は対魔忍RPGに登場する五車学園の社会科教師である。
生活は規則正しく、起床するとグスタフ・マーラーの交響曲9番ニ長調を流しながら卵二つ分のスクランブル・エッグとクリスプベーコン二枚、プチトマト二つにトーストを二枚(正確に言うと一枚を綺麗な三角形に分けて一つには苺ジャム、一つにはマーマレードを付ける)、酸味のきいたモカのシナモンローストをブラックでこれらを一つ一つ別々に食す。
職場に向かうときはいつもと違う点が無いかを確認しながら出勤し定時で帰宅する。いつもと変わる点が見当たらないと心地よいらしいが少しでもイレギュラーが発生すると不機嫌になる模様。
作中では同僚のさくらに正面衝突され、名前を間違えられた挙句愛用の懐中時計を破壊されて「あのガサツ女が」とぼやいていた。大見出しのセリフは時計の修理に行くことの意。
「殺人には二つの種類がある。一つは思想としての殺人。もう一つは高貴なる者への快楽殺人」
真の概要
その正体はメインシナリオ19章ラストで用務員さんを爆砕しライブラリーの娘の足を置いていった殺人鬼その人。
TGSで公開された一周年pvの1分25秒に一瞬映っており(このときは顔がのっぺらぼうだった)、彼が誰なのか掲示板やSNSでは「ラスボス」「笹山」「鹿之助」などと議論されていたがようやく登場の運びとなった。
20章では彼の殺人鬼としての腕前と思想が掘り下げられている。
さくらに破壊された腕時計を修理に出した帰りに寄ったカフェで内調の構成員の井河影臣に「内調を裏切ったら殺す」と脅迫される。カフェを出るとすぐ彼の部下に攻撃されるが腕を四本生やした上で手榴弾を顔面に当て頭部を吹き飛ばして撃退。その後出てきた井河に先ほどの殺人を畜群の間引きと言ってのけ自身の殺人哲学を前述のセリフをもって井河に講釈垂れている。彼曰く高貴なる者とはアサギを指し、彼女を倒してさらに上を目指すことが野望らしい。
その後部下と同じように井河は頭部を爆砕されてしまうがなぜかすぐに頭部は再生し逆に斉藤に傷を負わせる。
負傷してしまった斉藤は市街地に血を流しながら治療と井河の始末に最適な場所に向かう途中民間人(畜群)に血が出ていると指摘され、焦って腕四本で差し伸べられた手を払いのけるがその直後井河の放ったドローンに民間人は殺害される。この隙に斉藤は目的地の廃ビルにたどり着くが井河にはそこに先回りされており、ビルは彼と彼の部下に包囲されてしまっていた。
井河等はビルの部屋を一つずつ潰し最奥の部屋に斉藤を追い詰めるがなぜか声だけが聞こえそこには斉藤の姿はない。不審に思っていると部下たちの体が勝手に動き出した。斉藤は自身の術人遁によって彼らの体に入り込み、意のままに操っていたのだ。
井河は影と体を入れ替える影縫いの術で斉藤に反撃しようとするが既に術のからくりは見破られており、影に手榴弾を落とされ絶命した。
自宅に帰った斉藤は地下室に住まわせている彼女に「君の希望を聞いて、お父上に君の足を送ってあげただろ?」と宣うのだった。
余談
凄まじいスペックを持ち自分以外のほとんどの者を見下す性格、平穏を愛するが快楽のために殺人をやめられないという異常性癖、爆砕という戦闘スタイル、人体の一部を保存しておくという猟奇的趣味、始末したと思った敵に反撃にあった後血を流しながら徘徊、建物に入った後に取った作戦でなんとか逃げ切るといった共通点がまんま吉良吉影である(さすがにキラークイーンや他人が知りえない情報を得意顔でしゃべる同僚は登場しなかった)。
決定的に違うのは吉良が現状維持を貴んでいるのに対し、斉藤は非常に上昇志向が強いという点である。
このため対魔忍RPGの最終回はジョジョ4部のようにアクションのミニゲームでアサギが乗っていたバイクで斉藤が轢き殺されて終わると言われたりしている。
人遁
腕をたくさん生やしたり他人の体内に入って意のままに操る斉藤の術。
体内に潜っている最中は宿主が攻撃されても斉藤にダメージは無い模様。
こちらはダイバー・ダウンの能力と共通している。