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「間違った今日を是正するための行動です」

概要

対魔忍RPGに登場する五車学園の社会科教師。

厳しいながらも生徒達の相談に乗る他の教師達とは違い、生徒に興味が無く、冷たい性格。

授業自体は分かりやすいものの、生徒達からの評判は悪い。

ふうま小太郎からは「変人教師」、相州蛇子からも苦手意識を持たれている。

生活は規則正しく、起床するとグスタフ・マーラーの交響曲9番ニ長調を流しながら卵二つ分のスクランブル・エッグとクリスプベーコン二枚、プチトマト二つにトーストを二枚(正確に言うと一枚を綺麗な三角形に分けて一つには苺ジャム、一つにはマーマレードを付ける)、酸味のきいたモカのシナモンローストをブラックでこれらを一つ一つ別々に食す。

職場に向かうときはいつもと違う点が無いかを確認しながら出勤し定時で帰宅する。いつもと変わる点が見当たらないと心地よいらしいが少しでもイレギュラーが発生すると不機嫌になる模様。

作中では同僚の井河さくらに正面衝突され、名前を間違えられた挙句愛用の懐中時計を破壊されて「あのガサツ女が」とぼやいていた。大見出しのセリフは時計の修理に行くことの意。

四腕の術

第三、第四の腕を生やす斉藤の術。

歴史上では30本腕を生やせた人もいたそうだが、斉藤はそこまで生やせない。

「殺人には二つの種類がある。一つは思想としての殺人。もう一つは高貴なる者への快楽殺人」

真の概要

その正体はメインシナリオ19章ラストで用務員の沼津彦四郎を爆砕しライブラリーの娘、出雲鶴の足を置いていった殺人鬼その人。

TGSで公開された一周年pvの1分25秒に一瞬映っており(このときは顔がのっぺらぼうだった)、彼が誰なのか掲示板やSNSでは「ラスボス」「笹山」「鹿之助」などと議論されていたがようやく登場の運びとなった。

人遁の術

腕をたくさん生やしたり他人の体内に入って意のままに操る斉藤の本当の術。

体内に潜っている最中は宿主が攻撃されても斉藤にダメージは無い模様。

逆に、他人を自分の身体に入れることも可能。

余談だが、桐生佐馬斗も、魔界医療の技術で彼と似たようなことができる。

活躍

チャプター20

彼の殺人鬼としての腕前と思想が掘り下げられている。

さくらに破壊された腕時計を修理に出した帰りに寄ったカフェで内調の構成員の井河影臣に「内調を裏切ったら殺す」と脅迫される。カフェを出るとすぐ彼の部下に攻撃されるが腕を四本生やした上で手榴弾を顔面に当て頭部を吹き飛ばして撃退。

その後出てきた影臣に先ほどの殺人を畜群間引きと言ってのけ自身の殺人哲学を前述のセリフをもって影臣に講釈垂れている。彼曰く高貴なる者とは井河アサギを指し、彼女を倒してさらに上を目指すことが野望らしい。

その後部下と同じように影臣は頭部を爆砕されてしまうがなぜかすぐに頭部は再生し逆に斉藤に傷を負わせる。

負傷してしまった斉藤は市街地に血を流しながら治療と影臣の始末に最適な場所に向かう途中民間人(畜群)に血が出ていると指摘され、焦って腕四本で差し伸べられた手を払いのけるがその直後影臣の放ったドローンに民間人は殺害される。この隙に斉藤は目的地の廃ビルにたどり着くが影臣にはそこに先回りされており、ビルは彼と彼の部下に包囲されてしまっていた。

影臣等はビルの部屋を一つずつ潰し最奥の部屋に斉藤を追い詰めるがなぜか声だけが聞こえそこには斉藤の姿はない。不審に思っていると部下たちの体が勝手に動き出した。斉藤は自身の術人遁によって彼らの体に入り込み、意のままに操っていたのだ。

影臣は影と体を入れ替える影縫いの術で斉藤に反撃しようとするが既に術のからくりは見破られており、影に手榴弾を落とされ絶命した。

自宅に帰った斉藤は地下室に住まわせている彼女に「君の希望を聞いて、お父上に君のを送ってあげただろ?」と宣うのだった。

チャプター23

峰舟子と対談し、渋々内調に協力。

この時、舟子を攻撃するという挑発行為を行っている(もっとも、舟子にダメージは無かった)。

今回は、人遁の術で図書委員の身体に潜み、ふうま達を狙う。

が、波遁の術を扱う天宮紫水には爆破もちっとも通用せず、思わず「げえッ!」と間抜けな声をあげた。

図書委員の身体も失い、命からがら逃げ出すものの、ついにふうまに捉えられそうになる。

が、地下の照明が復旧し、八津紫など大勢の人物がなだれ込む混乱に乗じて、なんとか逃げ出した。

チャプター26

チャプターボス、つまりレイドボスとして登場。「惆悵」の装備をドロップする。

ふうまとが五車関係者をしらみつぶしにアリバイ調査をして行き、犯人の候補の一人としてあがった。

ふうま達が自宅に向かって来たため、居留守を装うも、むしろチャンスと捉えた穂稀なおが侵入。

玄関のカギもなぜか開いていたため、なおを追いかけて全員が突入した。

自宅には忍蜘蛛、御庭番の咲志乃などを仕向けていたものの、鬼崎きららの乱入もあり、全て撃退される。

あえて地下室の扉を開け、全員を始末することにする。

地下室において、自らが殺した死体で作ったデミ・ヒューマンをしかける。

本人いわく、アサギ用に作った兵器らしい。

アサギ及び鶴を理想の女性などといい、

全身入れ墨とピアスまみれにされ、生命維持装置でなんとか生きている鶴を見せたり、

身勝手な理論を並べ立てるサイコパスな一面を見せ、ふうま達(特に鶴の親友の死々村孤路)を激怒させる。

戦闘では、相手を次々とダウンさせ、司令塔のふうまを爆破しようとする。

だが、なぜか爆破が発生せず、その隙になお、孤路、蛇子の連続攻撃に気を取られ、きららの冷凍攻撃をくらい、粉々に砕け散った。

皮肉にも、自らが手にかけた数々の犠牲者同様、木っ端微塵になって死亡する末路を迎えた。

余談

凄まじいスペックを持ち自分以外のほとんどの者を見下す性格、平穏を愛するが快楽のために殺人をやめられないという異常性癖、爆砕という戦闘スタイル、人体の一部を保存しておくという猟奇的趣味、始末したと思った敵に反撃にあった後血を流しながら徘徊、建物に入った後に取った作戦や悪運でなんとか逃げ切るといった共通点が、まんまジョジョの奇妙な冒険第4部における吉良吉影である(さすがにキラークイーン他人が知りえない情報を得意顔でしゃべる同僚は登場しなかった、能力もダイバー・ダウンの能力に近い)。

決定的に違う点は、吉良が現状維持を貴んでいるのに対し、斉藤は非常に上昇志向が強いという点である。

これには女性への性的趣向が異なることが主な要因であり、吉良が手の美しい女性を狙うように、斉藤はどれだけ苦痛や恥辱を与えても心が折れない強く気丈な女性を求めているためで、対魔忍最強のアサギを最終目標としているのもそのためである。

更に、心が折れて泣き言や命乞いをしてきた女性は「興味が無くなった」として即切り捨てる(上述したデミ・ヒューマンは彼女らの遺体で作ったもの)という点も、腐ってきた手を「手を切る」と称して捨てる吉良と似通っている。

とはいえ、最終的には「吉良より小物」「劣化コピー」という評判の方が多くなった。

このため対魔忍RPGの最終回はジョジョ4部のようにアクションのミニゲームでアサギが乗っていたバイクで斉藤が轢き殺されて終わると言われたりしていた。

ラスボスでは無かったものの、前述通り、吉良同様皮肉な末路を迎えた点では共通している。

彼を吉良とするとふうまが差し詰め東方仗助、蛇子か鹿之助が広瀬康一と言ったところだろうか…。

関連タグ

対魔忍RPG

佐郷文庫 峰舟子

殺人鬼

※以下、ネタバレ注意

「フフ…良く見ている。ふうま小太郎、お前には例を言う」

「おかげで私は あの厄介な兄から解放された」

だが、斉藤の残った死体から、もう一人の男が出てくる。

男の名は斉藤半三。斉藤半次郎の双子の弟である。

爆破能力は半次郎ではなく、半三の術によるものだった。

半三いわく、ずっと半次郎の人遁の術で、彼の身体の中に潜み続けていたと言う。

前述の爆破が発生しなかったのも、半三が兄を裏切ったからだった。

玄関のドアが開いていたのも、半三の仕業と思われる。

半三は「兄の殺人趣味に付き合うつもりはなかったし、自分だったらもっとうまく出来た」と豪語する(半次郎と同様ジョジョにおけるこいつを思わせる)も、鶴の親友である孤路は激怒。

そのまま半三に切り掛かるも、謎の攻撃で孤路は倒れてしまう。

半三は「戦うつもりは無い」といい、人質に取られた孤路の命のためにも、ふうま達はなくなく半三を見逃すこととなった。

半次郎は文庫の娘の鶴の敵という因縁の相手であったものの、そのあっけなさすぎる最期及び、半三というより大きな脅威の踏み台にすぎなかったという、衝撃的なストーリーだった。

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