プロフィール
所属 | 二車忍団 |
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出身 | ふうま家 |
忍術 | 隼の術 |
イラスト | ケースワベ |
概要
居合を得意とする剣客対魔忍。
ふうま八将が一角の二車家の幹部で、二車骸佐がアサギら対魔忍主流派に反旗を翻した際もそれに付き従う。
智謀にも優れ、参謀役として二車骸佐一党を支えているのだが、我が強く独断へ走る他の幹部達には日々頭を悩ませる苦労人でもある。
ふうまとも(おそらく骸佐を通じて)幼少時から知り合っており、ふうまは「ガキの頃は兄のように慕っていた」と言っている。
チャプター9では共に魔術トラップ「迷い辻」に巻き込まれ、一時的に協力している。
二車の執事である土橋権左が時子ポジなら、尚之助は災禍・天音ポジに当たる人物。
隼の術
アサギが使用する「隼の術」と殆ど同じであるが、アサギと違い尚之助は両腕に特化しており、それを活かした二刀の居合を武器としている。
だが、剣を鞘から抜き続けていると性格が一変し、敵味方問わず周りを殺戮する、言わばバーサーカー状態になる。
剣を手から離さない限り、この暴走状態のままになるため、剣を使用する際は仲間に剣を弾き飛ばすよう指示している。
関連タグ
※以下、ネタバレ注意
と、暴走状態になることを除けば「二車忍団の常識人ポジ」と見られていたが、チャプター65にて、新たな一面を見せる。
骸佐のことを「ヨミハラどころか世界も牛耳れる」と、盲信といっていいほど入れ込んでいた。
だが、「今のままではいけない」と、より骸佐の邪眼・夜叉髑髏(戦死者たちの怨念で自信を強化する術)の力を高めることを決意。
そして、独断で、裏切る予兆のあった幹部、高下駄の勘九朗を死霊卿一派のフェリシアに売りつけた。
結果、勘九朗とその部下だけでなく、組織の忠誠心が高かった弩龍、次郎衛門や彼らの部下までもが犠牲となってしまう。なお、弩龍が犠牲になった際は「いずれ(骸佐の)覇道の邪魔になるからちょうどよかった」と完全に裏切っている。
言ってしまえば、尚之助の行為は「主君は実力不足」と内ゲバを起こす反逆行為であり、ふうまに対しコンプレックスを抱いている骸佐にとっては地雷と言っていいレベルである。
夜叉髑髏は、執念の数だけ力は強化されるが、それによる身体への負荷は相当なものと思われ、下手すれば暴走、自滅も有り得る諸刃の剣であり、かえって骸佐を窮地に追い込んでいるのではないかとの声もある。
また、一部始終を偵察していた篝目線では、「二車忍団は死霊卿一派と手を組んだ」と見ており、死霊卿と対立する他のヨミハラ4強、対魔忍、米連等を敵に回したも同然の行為である。
これらの失態から、前述の評価から一転し、「二車忍団一の大戦犯」と手のひら返しされることとなった。
真の関連タグ
脚本の被害者:この展開が唐突だったため、こう同情するプレイヤーもいた。
※以下、更なるネタバレ注意
第1部完結編で明かされた衝撃の事実。
なんと、ある時から死霊卿一派のワイトが彼に成り代わっており、彼自身は死霊卿一派に拘束されていた。
いつ頃から捕まっていたかは不明だが、内容から『フェリシア達に勘九郎を売った』あたりでは既にワイトが成り代わっていた模様。全ては死霊卿が自身の計画の生贄として、骸佐に死者の怨念を集めさせるために仕組んだ事であった。
弩竜を真っ先に排除したのは、そもそも忠誠心に疎く組織の体面等にあまり興味が無い、尚之助と同じく忠誠心過剰気味、悪に落ちてもどこまでも主君についていくと覚悟を決めている二車一門と異なり、元は外様であり穏健派として冷静な判断力を持った弩竜であれば「尚之助の様子がおかしい=誰かが成り代わっているかも」と疑念を抱く危険性があるとし、先手を打ったとも考えられる。また「弩竜は骸佐の覇道に邪魔」発言はワイトが勘九郎を動揺させるために口にしたもの・、あるいは「骸佐の覇道」こそワイトの主たる死霊卿の計画そのものという意味にも捉えられる他、フェリシアに「様」を付けて呼び頭を下げたり、「全ては主の為」、「死霊卿にはよしなに」といった発言も、死霊卿配下のワイトが振舞っていたとすればごく自然なものである。
監禁されている間に壮絶な拷問を受けていたらしく発見された時には瀕死の状態であったが、クローンアサギ達ヨミハラ探偵事務所の面々が救出。結果的に二車忍軍の数少ない生き残りの一人となった。
『独断専行で凶行に走った無能な働き者』という汚名は返上される事になったが、一方で崇拝する骸佐の最期を看取ることはできず、仲間もほぼ全滅してしまった。忠誠心の行き所を失った彼の行く先は果たして...。