二車骸佐
にしゃがいざ
ふうま一門の頭目衆の一人である二車家の当主であり、小太郎とは遠縁の親戚でもある・・・という事に表向きはなっているが、実際には弾正の隠し子であり小太郎や時子とは腹違いの兄弟に当たる。
・・・が、嫡出子とされた小太郎、子供として認知された後に分家に普通養子(現代日本の民法上では実親との縁は完全に切れておらず、実父が父親として接しても問題無い)縁組させられた時子と異なり、弾正から正式に認知されていない。
弾正自身は骸佐を最期まで父として心配していたので、愛情が無かった訳では無いが、骸佐の母は息子と同時期に生まれた小太郎が嫡出子として認知され、我が子が一応は娘扱いされる時子より下の立場である事に不満を募らせており、事有る毎に小太郎を蹴落とすように息子を煽っていたので、骸佐は実母と腹違いの姉弟との板挟みになって苦しみ続けていた。
人物眼としては父の方が母より正しく、尚且つ子供達に正しい評価をしていた父が早くに亡くなって、骸佐の母を立場的に抑えられる心願寺幻庵も失脚し、父の同盟者だったエドウィン・ブラックも対魔忍の敵認定されてしまったのが不幸の始まりだった。
心願寺紅が五車を去る前の印象では「気弱だが優しい」とされており、母を自害に追い込まれ、父とも引き離され、吸血鬼の子として迫害を受けていた紅を小太郎の様に正面切って味方する勇気までは無かったものの、彼なりに気遣っていた事が窺える。
ただ、紅の才能と父から受け継いだ絶大な魔力と比べ才能や地力で劣る自身に深いコンプレックスを抱くようになってしまい、尚且つ紅が魔王と天才対魔忍の夫婦の愛児として生まれたが故の悲惨な運命への理解は十分とは言い難かった事も有り、結果として暴走の一因となってしまっている。
得物は二車家に代々伝わる斬馬刀「猪助」。
物語序盤は五車学園一年生として訓練に明け暮れていたが、怠慢な小太郎ではなく自分がふうま一門の当主を継ぐべきだという考えはじめ、そこをノマドの幹部フュルストに付け入られ形で反乱を決行。腹心と共に五車と敵対する。
皮肉にもこの行動が才を忍ばせていた小太郎を立ち上がらせるきっかけとなり、彼を連れ戻すという目的が小太郎の行動源理の一つとなっている。
小太郎が眼抜けと言われ昼行燈な性格だったこともあってか、ふうまの古参の幹部やふうまの重鎮は結構な数が彼に賛同することになるが、二車寄りの人間である鉄華院カヲルは独立し、銃兵衛は彼の勧誘を断ったりとそこまで数が多い訳でもない。
中には実力のあるチンピラのような人物や忠誠を誓わず独断で行動する者も多い。
ツバキも、金銭関係だけの関係であり、忠誠心はゼロと言っていい。
前作決戦アリーナにおけるふうま弾正ポジションで友にも容赦しない冷徹な一面を見せるが、まるで小太郎の成長を喜ぶような素振りも見せている。
異能系の邪眼の一種。
この力によって戦死者たちの怨念で全身をまるで髑髏のような甲冑で覆い、自身を強化することが可能。
執念の数だけ力や防御力は勿論、スピードも大幅に強化されるが、それによる身体への負荷は相当なものと思われる。
作中内外問わず、小物のレッテルを貼られることが多い。
二車家当主であるものの、作中でのノマドでの地位は下っ端レベルであり、上司にあたるフュルストからは手駒程度にしか扱われていない。
骸佐の立場は現実で言えば「元警察組織の反グレテロリスト」であり、ノマド以外にとっても目の上のたんこぶのような物で、無差別にウイルスを撒く大規模テロを引き起こした後は彼に対して恨みを持つ者、存在を危険視する勢力が増えている。
後に上司であったフュルストにも刃を向け、ノマドも裏切ったことから、更に敵を増やす結果となった。
同じく闇の世界で活動する獣王会の灰狼一郎太は彼と違い、順当に成り上がっているためかよく比較されている。
前述通り、独断行動する者も多いため、骸佐そのものに忠誠を誓っている人物は土橋権左や楽尚之助など、ほんの一握りである。
骸佐と手を組んだ米連の特務機関“G”所属のジレーネが、裏社会の会合出席時、アミダハラ代表のカヲル、ギャング代表の金崎銃兵衛だけでなく、淫魔族代表の水城不知火からも、下に見られていた。
事実上、3人は手を組んでいる骸佐も下に見ていることになる。
一応カヲルは小太郎と骸佐、2人の行末を見たいと語っているが同場面では小太郎に肩入れしてる描写が目立っていた。
銃兵衛も骸佐のことを「頭領の器ではない」と見抜いており、逆に小太郎に対し「あいつ(骸佐)のことで何かあれば手伝う」と完全にふうま側に寄っている。
幼馴染の銃兵衛が小太郎を刺した骸佐の下に殴り込みに行こうとした心願寺紅を止めた際にも、紅が返り討ちに遭うのではなく紅に二車一党諸共近所一帯が壊滅させられる事を本気で心配しており、最強クラスの劇中人物にとっては本気になれば何時でも潰せる小物でしかない。
実際、紅が魔人化して本気を出した際には骸佐を追い詰めていたフュルスト一派の最強戦力を赤子扱いして一蹴してしまっている。
さらに、骸佐だけでなく部下たちも、
- ふうま時子をナンパする余裕を見せていたが、敗北し頭だけになって逃亡した土橋権左
- 「500年生きている」と豪語する割に小太郎の邪眼の正体を察しておらず(弾正は気づいていた)、相州蛇子と黄泉秋津のコンビに圧されていた八百比丘尼
- 「自分一人でもふうまの首を獲れる」と独断行動したが、対魔忍ライブラリーに鎮圧され、情けをかけられ逃亡した黒騎雫
- モブザコにすぎないシャドウに操られていたあげく、雫同様独断行動でライブラリーに鎮圧された鬼蜘蛛三郎
- 女狂いで、鬼崎きららを倒したと思い込んで小太郎をいたぶり余裕ぶったが、回復したきららに返り討ちにされ逃亡した矢車弥右衛門
と実力・内面ともに疑問符がつくような面々が多く、烏合の衆と称されることも。
そして、何故骸佐を慕っているのかが一切描写されておらず、骸佐共々(アンチ的な意味合いの)なろう系と皮肉られることも。
なお、前述のツバキも、最初の頃しか組織に手を貸さなかったらしく、現在は手を切っている。
とは言え、小太郎が不知火の幻影に捕まった際には、「骸佐と実力を認め合って旧交を復活させる」と言う内心の願望を見せられており、一番彼の事を高く評価しているのは実は小太郎である。
チャプター17の子供時代の過去回想においても、弾正倒れし後、ふうまの残党狩りが横行したとき、小太郎および時子に泣きついていた。年齢的にこれは仕方ないと言える。その後、アサギにより身の安全を保証される。
が、その後現代において、反乱したあげく、あろうことか命の恩人であるアサギを「ババア」呼ばわりしたため、プレイヤーからも「恩を仇で返した」と株が下がることになった。
その後しばらくの間、メインストーリーでは骸佐よりも内調の方に重点が置かれていたこともあり、空気気味。前述のチャプター17から1年以上も出番が無かった。
実際、内調の面々は、
- アサギ3の事件の真の元凶であり、アサギの親戚でもある峰舟子
- アサギの伯母であり、悲劇的な結末を迎えた井河扇舟
- 佐郷文庫の娘、出雲鶴の敵である斉藤半次郎、斉藤半三
- 衝撃の正体で話題になり、鉄華院カヲルと関わり深いミランダ・クローゼット
- アルフォンスの弟であり、綴木みことの師匠でもあるルイス
と、こちらの方に因縁・印象が強いキャラが多かった。
一応、メインライターの笹山逸刀斎氏も、「骸佐くんもふれないと怒られそう」と、忘れている訳ではなかったようだが…。
ただ、出番があっても彼をメインに取り上げるシナリオは何かしら株を下げるパターンが多く、大体のプレイヤーからの評判は悪い。
一応、その行動自体は意図的なのか作中で「滅びの道」のように表現される場合が多い。
一党の長を務めてはいるが、骸佐自身の気質が前線型なため、戦闘においては個々の幹部がそれぞれの能力を活かして単独戦闘を行う事が多く、戦術眼と個々の能力を加味した指揮による連携・集団戦術を得意とする小太郎とは対照的。皮肉にも骸佐自身が最も力を発揮できる状況の1つは、小太郎の指揮を受けている時でもある。
本編チャプター51では遂にフュルスト一派を壊滅させたが、その時の戦闘も幹部同士での連携はなく個人個人がそれぞれ戦っており、フュルスト本人を倒したことについても、現場に居合わせた小太郎の指揮があってこそだった。
現場に現れたリーナですら、小太郎の指揮ぶりを知っている事もあり、「てんでバラバラに戦っている」「個々の力量はあるが、あれではそれ以上の力は生まれず、万一の事態にも対応できない」と辛辣な評価を下しており、ちゃんと連携しているのは助太刀に入っている(一見脳筋そうに見える)鬼武衆3人だけとまで言っていた。(あげく骸佐が単独でフュルストに挑みに行ったときに至っては「馬鹿かアイツは!」と言い放つほど業を煮やしていた。)
また真っ当とは言えない相手だったとはいえ、協力関係の相手をとっかえひっかえしながら時には壊滅させている事もあり、東京キングダムで二車忍軍と肩を並べる勢力である先述の鬼武衆・獣王会からは「勢力としての強さや内部の団結力はともかく、信用のおける相手ではない」という評価を受けることも多い。この点に関してはリーナだけでなくフュルストすらもその点を指摘しており、フュルストはいずれふうまが理由で身を滅ぼすと言わんばかりの予言を戦闘時にしていた。
上記のフュルスト一派壊滅周りのストーリーでは度々スポットが当てられたが、やはり全体的には株は低調気味なのは前述の通り。特に灰狼一郎太とのやり取りを見たファンからは、ボスの器としては一郎太の方が上とも言われている。
骸佐が小太郎に執着する一方、小太郎も骸佐を気にかけてはいるものの、小太郎本人は現在未来編・魔界編・ブレインフレーヤー編の3つが主軸となっているために殆ど骸佐には構っていられない状態となっている。
そして、尚之助も、「ヨミハラどころか世界を牛耳れる」と忠誠心が高すぎて独断で内ゲバを起こす大失態を起こし、結果、幹部3人とその部下も失ったりと、部下の手綱を握れていないことがより明らかになった。
引き金は死霊卿と手を組もうとした裏切り者の幹部だが、その粛清の為に有能で組織やリーダーへの忠誠心や近隣住民の信望も備えていた有力幹部2人を切り捨てて死霊卿の娘と協力関係を結ぶと言う本末転倒の状況を引き起こしている。
尚之助は骸佐の小太郎との決戦のイメージトレーニングを見て、「今のままでは実力不足」として今回の凶行をしているため、逆節的に部下からも信用されていないとさらに泥を塗ることとなった。
結果として、「二車は死霊卿一派と手を組んだ」と周囲からは見られてしまい部下が減って、親分として支持していた勢力圏住民も失い、あげく敵を増やすという、最悪の事態になっている。
その上、一連の事件が尚之助ではなく、骸佐本人の命令によるものとして知れ渡ってしまっている。
特に、最愛の妻を拉致強姦された挙句に自殺に追い込まれ、愛娘との父娘関係も打ち壊されたエドウィン・ブラック率いるノマドを本気で敵に回す事は間違い無く、下手をするとその首を娘への御機嫌取りの為の手土産にされかねない。
組織の信用を打ち壊し、圧倒的実力差で返り討ちに遭って未遂に終わったとは言え首領の正統の姫君にまで加害しようとしたフュルストを葬った時とは本気度が違い過ぎるのだ。
また、ふうま一門の崩壊も同盟が成立しかけていたノマドとの仲介役であるブラック夫人を死に追いやられた事が引き金であり、一門崩壊後に宗家を後見していた甲河一門諸共に当時のふうま宗家最後の実働部隊が皆殺しにされているので、ふうま・甲河両一門にとって死霊卿一味と其の同盟者は不俱戴天の仇と言っても過言ではない。
以上の事から、現状の骸佐は「振り上げた拳の下ろしどころが見つからない」「組織を統制出来ていない」状況であるとも言える。
また、小太郎に対する執着も、「ホモ」「真のヒロイン」などとネタ扱いされることも…。
イベント「10月10日は妊娠の日」において、ジュノが生理不順のイライラで暴走し、男女問わず妊娠させる能力を持つルキナと化した際、小太郎を絶望させるためとはいえ、小太郎の精子で骸佐を妊娠させようとしていた。
なんとか未遂で済んだが、ますますネタが加速した感は否めない…
脚本の被害者:こう同情する声もある。
※この先メインシナリオのネタバレがあります!
第一部最終章の序章に当たるチャプター71では直前の甲川零との決戦で甲河朧と甲河アスカが病院送りになったのを好機として、東京キングダムの住民の大虐殺を開始。
其の怨念で更なる強化を図ろうとしていた。
クローンアサギが占領した零のアジトで発見した楽尚之助と、紅による「尚之助の姿をした何者かが死霊卿の娘と手を組んで、今回の虐殺を主導している」と言う報告を突き合わせて、「死霊卿が偽物の尚之助を利用して骸佐に虐殺をさせて新しい魔界の門を開こうとしている」と判断したアサギは小太郎達を最後通告の使者に派遣すると同時に、自身もふうま天音達を伴い、第二陣として出撃する。
膨大な怨念をその身に取り込み、一度は小太郎を一騎打ちで倒して怨念による浸食で瀕死のダメージを与えた骸佐はその勢いを駆って死霊卿の下に突撃する。
骸佐も死霊卿の目論見は密かに知らされており、逆に死霊卿を生贄にして新しい魔界の門を掌握しようとしたのだが・・・
この決断は無謀の極みだった。
そもそも、エドウィン・ブラック率いるノマドがヨミハラの魔界の門を管理して大きな利権を得ていた背景には
・「魔界の既存の秩序に居辛くなった者達を人間と共存する形で救済する」と言う現実性があり、理解もしやすい目的掲揚
・九大貴族である吸血鬼真祖族の王子としての元々の魔界での声望や人脈
・本家当主で吸血鬼の女王である姉・カーラ・クロムウェルとの連携
・「ノマドは無闇に人間に加害する魔族を抑止する立場」を掲げ根気強く人間社会での協力者獲得
・魔族には人間が生産する製品を売り込んで、貿易による相利共存を強調
と言う20年にもわたる地道な活動の結果がある。
魔界の門を暴力で掌握しただけでは、人間界・魔界双方の既存勢力から総攻撃を受けるだけであるし、掌握した後のビジョンも何もない二車が九大貴族クラスの魔族からの反撃を耐え凌げる訳もない。
・・・しかし、其の危惧も不要に終わった。
二車忍軍は死霊卿一味の敵ではなかったのだ。
そもそも、死霊卿一味は物語開始8年前の時点で、甲河一門と加勢に駆け付けたふうま一門を纏めて壊滅させる程の戦力を誇っていたのだ。
愛妻と愛児の仇を討たんと奇襲をかけて来たエドウィン・ブラックに有力幹部2人を討ち取られ、小太郎達の加勢に来たアサギ達の足止めに有力幹部を更に二人割かれている状況では有ったが、地の戦力で死霊卿一味は有力幹部と其の配下を自ら生贄にする形で弱体化した二車忍軍を遥かに上回っていた。
尚且つ、偽物の尚之助=死霊騎士ワイトに本物の尚之助が生け捕られた時点で彼が知っている限りの情報を把握されていたのでは圧倒的不利は免れなかった。
しかし、この期に及んで二車忍軍は其々が連携もせずに勝手に攻撃を仕掛ける始末。
結果は悲惨なものだった
- テウタテスに奇襲をかける心算が見切られて開戦早々に瀕死の重傷を負った土橋権左
- 高位魔族の中でも特別に強大な魔力と生命力を誇る吸血鬼真祖族に自身の邪眼が通用すると自信満々に思い込んでいた上に、破られた時の策を何も用意していなかった八百比丘尼
- 大量の死霊を指揮する能力を持つウィスプに挑んで、物量でタコ殴りにされた鬼蜘蛛三郎
- 尚之助の知識を持っている上に、一度でも直接接触した相手の位置を高精度で探知出来るワイトに自信満々で挑んで、逆にペチャンコに潰された矢車弥右衛門
と凄惨な殺戮の犠牲になって行った。
唯一、黒騎雫だけは尚之介にも黙っていた能力を活用して、相対した敵を倒すも、嬲り殺しにされかけている三郎を脱出させる為に全力を使い切った末に、自爆でウィスプとワイトに一矢報いたが、二車忍軍は此れで壊滅してしまった。
雫の自爆で漸く事態を把握した骸佐はテウタテスとフェリシアに嬲り殺しにされるも、権左の自己犠牲と漸く到着した小太郎達の参戦で辛うじて命を拾う。
フェリシアこと心願寺文香の本来の人格を人質にした罠で、エドウィン・ブラックを吸収したテウタテスだが、小太郎達の連携に苦戦を強いられる。
自分達が全く歯が立たなかった強敵が更に強化された存在に果敢に健闘する小太郎達を呆然と見守る骸佐。
既に自身は満身創痍で、撹乱担当の蛇子にすら戦力外扱いされる始末。
其処にテウタテスが苦し紛れに放った流れ弾が直撃して無惨な最期を遂げるのだった。
※この先更なるネタバレがあります!
死亡して、怨念の中に一人立つ骸佐。
其の胸中に、「小太郎と実力を認め合って旧交を復活させる」と言う願望が一瞬過る。
フュルストとの戦いで、自分が見捨てた小太郎が自分より指導者としての適性・器が有った事を痛感し、素直にその事実を受け入れずに自棄を起こして大勢の人々を道連れにした自身の末路を受け入れる覚悟を決めるが・・・。
権左の魂が身代わりになって怨念の海に沈む事で、僅かな時間だけであるが一本の刀として現世に復活する。
一方の小太郎達はテウタテスの寄生先になっていた魔界騎士の魂を成仏させたことで、テウタテスの不死性と力を奪う事に成功するが、ゆきかぜの雷遁ときららの氷の魔力は耐性を付けられ、存在そのものを切り裂く紅の神眼剣やエドウィンが賢明卿から盗み出した秘剣ではテウタテスに取り込まれたエドウィンを巻き添えにしかねない。
其処に骸佐が化身した刀が小太郎の下に降臨し、小太郎と紫水のダブル波遁攻撃を乗せてテウタテスを滅ぼし、囚われていたエドウィンを封印状態にしつつも殺さずに助け出す事に成功する。
テウタテスを滅ぼし、エドウィンを救うと言う大役を果たした骸佐だった刀は満足したかのように崩壊していった・・・。