「私はお前を殺さない。いや殺させない」
プロフィール
概要
五車学園一年生でふうま小太郎の同級生でもある対魔忍。常に着けているバイザー型のマスクが特徴(奥義などで素顔を拝見できる)。
現在ユニットはSRの一種類のみで、ストーリーではチャプター9から登場。
自然系忍法の中でも千年に一人と謂われる神遁の術使いで逸刀流剣術の達人。
剣術はあの秋山凜子にも匹敵すると言われており、非常に優秀な対魔忍なのだが、神遁の術の危険性から他人と距離を取り、それを知る周囲の人間達からも祟りの恐怖から距離を置かれていた。
その為、ふうまとは面識がなく、任務中に桐生佐馬斗の依頼から東京キングダムへ訪れたふうまと遭遇、共に魔術トラップ「迷い辻」に巻き込まれたことがきっかけで彼と交友関係を築き、トラップを脱出した頃には食事を共にする程に打ち解けていた。
ふうまとはコンビを組むことが増えたのか、自分の能力を知っても態度を変えないふうまに惚れており、回想では任務で二人きりになることや一緒にシャワーを浴びることに対してウキウキしたりと乙女な一目を見せている。
ふうまが素顔を見ても祟りの影響を受けない人間であったことや正面から素顔を褒められたことで、彼に対する想いはより一層強まっている。上記の台詞もその決意から発したもの。
ちなみにその際、自斎という名は父から継いだ名でそれとは別に本名があることを語っており、心を許したふうまにだけ本名を明かしている。
ふうまにも信頼されており、イベントシナリオ「錬金術師と狼男」では再登場し、護衛役を頼まれて東京キングダムへ同行している。
チャプター12でも再登場し、他の対魔忍にと共に水城家およびクリア・ローベルを敵襲の手から守る活躍を見せ、チャプター22では兄弟子との決着の為、単身でアミダハラへ向かった凜子の確保をアサギに命じられたが、逸刀流の剣士でもある彼女は立ち合いを見届ける選択している。
神遁の術
自然界に潜む超常のもの、一説には滅びし古き神々の力を借りる忍法。
生まれつき彼女の両目には神気が宿り、その両目で見つめたものに恐ろしい祟りが存在し、彼女がその目で相手を見ると対象の前に神が姿を出現する。
本編では明かされていないが回想によると見たもの全てを皆殺しにすることから自斎はこの神のことを「忌神」と呼んでおり、既に何人か大切な人を忌神によって失っている。
その為、任務において単独行動が多い自斎であるが、その両目に宿る力を使用することは殆どない。
例外として「錬金術師と狼男」ではふうまを信頼し、使用判断を委ねている。
ふうまも回想のように事情を知っているからか、術の危険性について重々承知しており、周囲の人々や場所を確認してからの使用を心がけていた。
その力はあまりに強力過ぎるため、常にその目は特殊な忍法を施したマスクで覆われ、マスク状態では彼女には周囲の状況が常人以上に感じ取ることができる。
ふうま一族の邪眼と似たような印象を受けるが、『見る』という行為はあくまで『ターゲッティング』に過ぎず、力の行使自体は忌神が行っているため、邪眼とはまた少し違ったものと思われる。
五車町近くの原生林の中に彼女が安らげる、すなわち両目を解放できる場所があるらしい。
ちなみに同じ対魔忍の天宮紫水も似たような術を使用している。
余談
名前の元ネタはおそらく鐘巻自斎から。鐘巻自斎は一刀流開祖の伊東一刀斎の師といわれる人物で自身も外田一刀斎と名乗っていた時期があるとされる。