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心願寺楓

しんがんじかえで

心願寺楓は『対魔忍紅』及び『対魔忍RPG』の登場人物で、主人公若しくはメインヒロイン格である心願寺紅の母親である。
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プロフィール編集

性別
所属ふうま一門・心願寺一党
属性精神🟢
イラストZOL
CV伊ケ崎綾香


概要編集

対魔忍シリーズに登場するキャラクター。

ふうま一門のナンバー2である心願寺幻庵の娘で、ノマド首領にして吸血鬼の頂点に立つエドウィン・ブラックとの間に心願寺紅フェリシアと言う2人の娘を産んだ設定は共通している。


外見編集

長女の紅よりやや明るい金髪を細めのツインテールにしている。

目は左目が赤褐色、右目が緑色のオッドアイで垂れ目気味。

右目の下に2つの泣き黒子がある。


普段は和服を愛用しているが、戦闘時には脱ぎ捨ててダークグレーの対魔忍スーツで闘う。


ヴィジュアルチェンジを行うと紅出産直前の時期であるボテ腹、メラニン沈着乳首、母乳噴出と凄まじい格好になる。


能力編集

「風遁の術」と邪眼「心眼」、そして拳法を併用した格闘戦を得意としており、戦闘ロボットの大群をも一方的に蹂躙する程の戦闘力を誇る。


風遁の術編集

風を操る遁術。

他の対魔忍シリーズでは甲河アスカ秋山達郎槇島あやめ、そして娘の心願寺紅も同じく風遁の術使いである。


  • 心願・徒手風剣

“風遁の術”と拳法を複合させた強力な攻撃系忍術。

両手から視認困難な真空の剣を発生させ、装甲車級の防御も易々と貫通する。

後述の邪眼「心眼」と併用する事で、次元の狭間に逃げ込んだ相手も攻撃する事が出来る。



邪眼「心眼」編集

ふうま八将・心眼寺家の忍が代々受け継ぐ邪眼。

初見の相手も含めて一瞬後の未来予知が可能で、弱点も瞬時に分析、次元の狭間に逃げ込んだ相手も追尾可能とチートじみた能力を有し、完全な背後や視界外からの不意打ちか逆に広域に毒を拡散されでもしない限り奇襲はほぼ受けない。

「金の流れを読む」「その場で直前に起こった事実を観る」事も可能で、従兄の心願寺左京は投資家として大成功している。

此れの進化形が長女の紅が持つ「神眼」である。


父より優れた子を産む子宮編集

ギリシャ神話の一部の女神の様に、受精卵の父方の長所をオリジナル以上に強化する体質を持っており、「父親を倒し得る強大な子」を産む事が出来る。

吸血鬼真祖男性と人間の女性の混血では圧倒的に男女比が女子に偏る様であるが、吸血鬼真祖の親王と性交しようものなら、伯母に当たる吸血鬼女王特長を強化した上で母方の特長も受け継いだ強力な娘を産み出し、闇の力で満たされた精液を注がれれば胎児のパワーを無闇に強化し、闇の力に最適化するよう調整されれば危険極まりない子供を産み出しかねない。

高位魔族の男性にとっては喉から手が出る程に欲しい母体と生殖器であり、彼女が強姦された末に自ら斬首して自害した対魔忍RPGでは性器を抉り出された無惨な斬首遺体となって彼女を必死で探していた父や夫に発見された。



性格編集

優しく、気立ての良い性格で正に良妻賢母。

陰陽師兼実業家として一族から追放同然の扱いを受けた従兄の左京に対しても、父の幻庵共々に良き理解者であり、左京の姉妹の娘である盲目の鬼壱あずさに「心眼」をレクチャーする等、身内や仲間に対しては非常に面倒見が良い。


魔族に対する偏見も殆ど無く、対魔忍RPGでは上位淫魔族リーシャや魔界騎士見習いローラ、ロロ子爵とも友情を育み、井河の対魔忍が大人しく自分達のテリトリーで暮らしていた無害な魔族を虐殺した際には面と向かって非難している。


ただし、我が子を害する相手には容赦が無く、拷問や嬲り殺しも辞さない。



対魔忍紅編集

彼女がエドウィン・ブラックに敗北して攫われたのが物語の始まりである。


父の幻庵は娘を救出すべく魔界に突撃するも、楓の長女の紅は辛うじて回収出来たものの、自身は重傷を負い、楓の救出には失敗してしまう。


その後、楓は子作りマシーンとしてブラックに犯され続け、何人かの娘を産むも、そのうちの一人フェリシアが父親の寵愛を独占せんと目論んで、我が子の手で殺されてしまった


対魔忍RPG編集

エドウィン・ブラックが前世からの世界改変時に「人間性」を獲得したので、「対魔忍紅」と異なり、真摯な恋愛の末に出来ちゃった結婚をする


ブラック率いるノマドも「魔界の停滞に耐えかねた魔族の受け皿になる」と言う理念の下で結成され、「人間社会から資金や物資を調達する為に、魔族による無闇な人間への加害を律する」と言う指針で活動して人間の仲間を募っている等、此れまでのシリーズより穏便な組織に変貌している。

その為に、天才投資家の左京を仲間に引き入れ、楓の持つ対魔忍への人脈も活用する心算で居た。


父の幻庵やその親友であるふうま弾正もブラックとの連絡役を楓に任せる形で二人の結婚を認めており、長女の紅も人間社会で出産し、次女の文香も同じく人間社会で受精している。


紅が3歳になった2068年までは仕事で世界や魔界を飛び回るブラックの多忙さで家族団欒の時間が中々取れないと言う問題は有ったものの、夫婦仲は極めて良好であり、長女の紅も両親を慕っていた。


然し、第二子・文香出産準備の為に紅を連れて渡米したタイミングで、ふうま一門の裏切り者・鉄華院卍鉄の手引きを受けた特務機関Gの襲撃を受けてしまう。

圧倒的な物量と重力兵器を装備した新鋭のサイボーグ戦士・イーヴィー・エースを投入したG機関であったが、悪阻に苦しみながらも鬼神の如き強さの楓の前にロボット兵器の大群は壊滅させられ、助っ人の忍者も敗走し、更には楓の従者の槇島仁右衛門の機転で紅のブラック&左京との合流を許してしまう。

最後に残ったイーヴィー・エースも無力化して捕虜にした楓であったが、紅によって急を知らされて此方に急行しているブラックを待つだけと言う圧倒的有利な状況の元で、ブラックを敵視する死霊卿テウタテスの奇襲を真後ろから受けて胎内の文香諸共に生け捕りにされてしまう。


紅を連れたブラックが駆けつけた時には既に手遅れであり、母を心配する紅の悲痛な叫びを聞きつつ負傷昏倒した仁右衛門を救助するのが精一杯だった。


その後、楓は死霊卿テウタテスが率いる一味の元から脱走を試みた末に追い詰められて自害した事がノマドと心願寺一党の懸命の捜索で明らかになった。


イベント『紅き血の鎮魂歌』は彼女が主役の回想イベントであり、テウタテスに強姦された末に極めて危険な特性を持つ第三子を身籠っていた事、嘗て魔族に強姦された母から産まれて差別され続けた結果、人格が歪んだ井河の対魔忍に『魔族と仲良しごっこしている』と憎悪を向けられた回想、そして乳児の文香を何とか父や夫の下に引き渡そうとボロボロの身体に鞭打って脱走した事が語られた。

魔族と人間が友好的に共存し、更に愛し合って幸せになれるだろうか?という重い課題を描いた話であったが、楓自身は『エドウィンや紅と出会えた自分の人生は間違い無く幸せだった』と結論付けると同時に、自身の自害で敵中に一人残される文香への謝罪の念を抱きつつ、自らの頸動脈を切り裂いて胎内の呪われた子供諸共に命を絶った。

テウタテスは楓の第三子以降をエドウィンと紅への刺客にする気満々だったので、彼女が自害した根拠も「夫と長女を守る為」で有った事が明かされた。


長女の紅は外祖父の幻庵が養育権を取るも、物語中で幼少期には慕っていた父の血を「忌まわしくも穢れた力」と嫌悪している描写が有るので、父娘仲は不幸な拗れ方をしてしまった模様である。

次女の文香はブラックから正式な認知すらされる事が出来ず、彼の敵である死霊卿一味の手先『フェリシア』として洗脳教育されたので、結果的に母親殺しの直接犯では無くなった。


また、彼女の誘拐から遺体発見に重なる数か月の時期に父・幻庵の親友で本家当主であるふうま弾正が井河に粛清されており、右腕である幻庵と協力関係を構築し始めていたエドウィンが彼女の捜索に掛かりきりになって消極的な援護しか出来なかった上にふうまとノマドの精鋭のかなりの人数が楓捜索に回されていた可能性も高い。

弾正の政治面での最大の強みは『魔族の穏健派の協力を取り付けており、人間に加害する魔族を水際阻止出来る』と言う点なので、自身を裏切った手下の手引きで誘拐された楓と文香を救出出来なければ魔族穏健派との協力関係も危険な魔族の水際阻止戦略も打ち壊しになりかねない。

裏切り者の卍鉄は井河にも通じていたので、井河視点では、人間社会への危険な魔族の浸透と其れによる対魔忍の需要拡大、ふうま一門がナンバー2率いる有力派閥と新参の同盟者の戦力外化で大混乱に陥っている好機を突けば井河の対魔忍利権の独占を果たせる、と見做せる。



回想は2話構成になっており、第1話が長女・紅受精を描く物語、第2話が本編の『紅き血の秘録』とイベント『紅き血の鎮魂歌』を繋ぐ物語となっており、前者はブラックと相思相愛の熱愛セックス、後者は自身を誘拐したテウタテスに薬と暴力で蹂躙され、自身のみならず胎内の文香まで汚されると言う悲惨な凌辱を描いている。

正史の全年齢向け故に細部を描けなかった部分を丁寧に補完描写しており、同じく正史の裏話として作られている長女・紅の連作の第0話とも言える仕上がりになっている。

特に第1話は紅が強姦で受精した『対魔忍紅』と両親の愛の結晶として受精した『対魔忍RPG』が全く別の物語である重要な証拠となっている。



関連タグ編集

対魔忍RPG 対魔忍紅 対魔忍

心願寺紅 エドウィン・ブラック 心願寺文香 カーラ・クロムウェル

ふうま弾正 心願寺左京

鬼壱あずさ

槇島あやめ:従者の娘。彼女の父による甘やかし振りを夫や従兄との話のタネにしている。

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