概要
魔科医の魔族で、桐生佐馬斗の師でもあるノマドの幹部で過去に甲河朧の肉体を利用して朧を造り出した張本人でもある。宣教師のような西洋風の格好が特徴。
幹部としてエドウィン・ブラックを崇拝する一方、正々堂々な性格のイングリッドとはそりが合わない犬猿の仲で理由をつけて嫌がらせしたりしている。
女よりも男に興味があるらしく、エロで直接自分が手を出すような行為が殆どないことやブラックに対する異常なまでの執着心からそっちの気がある可能性も存在するが詳しいことは不明。というか知りたくもない。
対魔忍アサギ3にて登場し、教諭室井光彦として五車学園に潜入。
自身の忍法のことで悩みを抱えていた浩介や炎美に近付き、浩介には井河アサギの身も心も奪うための力と助言を与え、炎美には研究と治療と諭して性行為を受け入れさせるなど暗躍していたが、かつての弟子である桐生佐馬斗に正体を突き止められたため返り討ちにしたのち、用済みとなった浩介を肉玉に変えて人質にすることでアサギや損傷した甲河アスカを無力化している。
ここまでは順調であったが、前々から目障りであった朧を凌辱してる最中、朧に行使していた淫獣を逆に操られて捕食されるという功労者として活躍した割には呆気ない退場をした。ちなみに朧の方も更に酷い退場の仕方をしている。
小説版の方は原作に比べるとマシな退場をしており、最終決戦時にブラックを加勢しに現れるも、アスカの対魔超粒子砲を零距離で浴びて消滅した。
決戦アリーナ
ノマドの幹部としてシナリオの出番はそこそこ多いが、クエストに出現するレイドボスの中で随一の嫌われ者とされ、そっちの印象が大きい。
何故かと言うと、レイドボスなのに何もアイテムをドロップしないからである。
回復薬やBP回復薬を求め、速疾鬼・赤鬼・青鬼を探している時に限ってこいつばかり出てくるので、
嫌になって救援に丸投げしてしまう御館様は後を絶たなかった。
対魔忍RPG
こちらでは初となる魔人形態を披露。
原作のように室井光彦として五車学園に潜入し、二車骸佐を扇動して反乱を決行させ、以後もノマドの幹部として様々な場所で暗躍している。
というか他の幹部と比べて明らか仕事量が大きく、雑用から潜入と様々な仕事をしている。
幹部がやらないような仕事も回されたりと苦労人としての面が目立っていた。
こちらでもブラックを崇拝しているが、その異常なまでの忠誠心が次第に暴走。
その結果、組織内で孤立してしまい二車骸佐とふうま小太郎一派に討たれることになった。
上記の崇拝心や部下に男の娘好きのオークがいたのでやっぱそっちの気があるのでは?とプレイヤーから囁かれている。
メインクエストCP62『紅き血の秘録』でノマドと五車の対魔忍が停戦協定を結び、ノマド創立の経緯とエドウィン・ブラック一家に起こった悲劇が対魔忍側に知られる事になる。
ノマドは「魔界の停滞に耐えかねた魔族の受け皿」と言う理念の下に結成され、「魔界から人間界に出て来た魔族が無闇に人間を害さないよう律する」と言う行動指針を提示する事で人間を組織に加入させて資金や物資の調達を担当させている。
また、対魔忍の組織の正式発足の年である2068年時点ではブラック夫人の心願寺楓を通じて、対魔忍の大物であるふうま弾正との外交ルートも確保していた。
フュルストが劇中で取った行為をエドウィン・ブラックやその人間界における右腕である心願寺左京達古参幹部の視点で見ると、
・自分達と宥和的だったふうま弾正の残存勢力を対魔忍の主導勢力に押し上げるよう援助して恩を売る
と言うのは一理あるが・・・
・クーデターに失敗した挙句、一旦は傘下に収めた二車一党に反旗を翻される
と言うのは元々死霊卿一味と言う敵を抱えているノマドにとっては敵を増やした失態であるし、
・二車への制裁の為に近所を巻き込んで無差別攻撃
と言うのは組織の理念や此れまで築き上げた信用を打ち壊す行為であり
・居合わせた首領の姫君の手足を潰して生け捕ろうとする
に至っては、圧倒的実力差で返り討ちに遭ったから良かったようなものの、成功していたら首領の溺愛する正統の姫君に害を加えた形になってしまう。
結局のところノマド内のフュルストは「組織の理念も指針も理解出来ず、他の幹部との協調も出来ない厄介者」でしかなく、敵対組織に加担しないよう幹部と言う格は与えられていたが、『他の幹部や子飼いの精鋭を投入するのが惜しい面倒事の始末屋』として飼い殺されていたと言うのが実情であろう。
対魔忍GOGO!
一定以上クエストを進めていくと、ダンジョンでサポートキャラとして登場するようになる。
こちらのHPを一定量受け取る代わりに、クエストの攻略に役立つ様々な効果を与えてくれる。