概要
人に化けて人を食らう怪物「妖魔」の血肉を取り込み、半人半妖となった「戦士」達が度重なる妖力解放や、自身が抑え切れないほどに妖力を解放したことで、自身も完全な妖魔と化してしまった姿。
本来なら限界を迎える前に「黒の書」と呼ばれる各員が持つ大剣の柄の中に一枚だけ納めてある黒い紙片を希望する相手に渡し介錯を依頼するのが掟だが、死を恐れて依頼をしなかったり、介錯が間に合わなかったりして覚醒者になってしまう事態もある。
「覚醒体」と呼ばれる怪物形態に変化することが可能で、一部の覚醒者は腕など肉体の一部のみを覚醒体に変化させたり、姿を変えずに能力を使うことも出来る。一方で他のバトル漫画にあるような火球や電撃などを放つような能力はなく、遠距離の相手に対しては基本飛び掛かるか、触手や腕、指を伸ばすくらいしか攻撃手段がなく、飛び道具を持つ者も体の棘や鱗などがせいぜいなため、1部からは「戦闘がワンパターン」「地味」等とも言われてしまっている。
それでも個体差はあれど強固な外皮と再生能力を有し、「戦士」としての実力が低かった者でも数人がかりの討伐隊が組まれる等、作中における脅威としては充分に描かれている。
人やかつての同僚達を同属と見なさず、通常の「妖魔」同様人間の内臓を欲するようになるが、食欲自体は通常の妖魔を上回る。ただし、戦士」に発見されないため、などの理由で食事を控えた例もあることから、ある程度時勢は効く様子。また通常の人間の食事を口することも可能ではあるが、人間を捕食するのを完全に止め、通常の人間の食事で生きていくことを成し遂げた覚醒者はいない。
関連イラスト
関連タグ
闇堕ち:講義的なイメージとしては該当する
鬼(鬼滅の刃):同じく人外の血肉で人間が変異した人食いの怪物だが、「弱点が限定的でそこを突かない限り再生力も桁違い」「1部の者は個々に特殊な能力を有する」など覚醒者より驚異的な一方で、「1度異形化すると姿の切り替えがきかない」「日光の下で行動ができない」など融通の利かない部分もある。また覚醒者の大半は過去の回想がなく、メイン画像の覚醒者の様に名前すら明かされず出番を終えたのはある意味まだいい方で、人だった頃の姿も見せることなく単なる怪物同然に片付けられた者も多い。