中国麻雀
ちゅうごくまーじゃん
概要
中国本場の麻雀のルールで、国際ルールでもある。日本のリーチ麻雀とは似ても似つかないゲーム性(詳しくは後述)。
花牌8枚も使用するため、計144枚の牌を扱う。役の数もリーチ麻雀の倍近くあり、馴染みのない役は勿論、リーチ麻雀では役にもならないような役(待ち等)も多く存在する。役の配点もリーチ麻雀と異なり、優遇されている役(七対子、小三元等)もあれば、そうでない役(タンヤオ、ピンフ、役牌、全帯ヤオ九、一色手等)もある。
点数の単位は1で、日本ではリーチ麻雀の点棒の点を100で割って換算する。
花牌はツモったらすぐに抜いて扱う。抜いた花牌は和了した際1枚につき1点加算される。また、抜いてツモ和了しても嶺上開花はつかない。
槓について、暗槓は相手に何を槓したか見えないようにし、和了した際に開示する。
点数計算は全役の加算(必ず複合する役は上位の役を優先(例:無字(字牌なしだが1・9牌ありの1点役)とタンヤオ(字牌も1・9牌もなしの2点役)は上位役である後者が優先))で、花牌を除いて8点以上なければ和了出来ない。なお、和了の際、ツモアガリもロンアガリも「和(フー)」と発声する。ロンアガリは放銃者から点を取るのに対し、ツモアガリは全員から点を取るため、ロンアガリの3倍弱の得点になる。
アガリ牌によって高め低めの分岐がある場合、低めだと和了条件である8点に満たないケースも多く、ほぼ高め一択になりやすい。(ただ、低めを見逃しても後述のフリテンの概念がないため後で高い方が出ても遠慮なく和了可)
因みに、フリテンの概念がないため、現物でもロン可能。逆に言えば、リーチ麻雀とは打って変わって、攻めに重点が置かれるため、守りを意識するのは相手の晒した牌に対してのみ(大・小三元狙い等)となる。
日本では麻雀と言えばリーチ麻雀が主流だが、国内でも国際ルール(中国麻雀)を採用している団体も存在する。
基本的なルール
- 1点単位
- 一荘戦(北場まで)
- 局の始めに8点供託
- 和了の際は8点以上必要(花牌除く)
- 王牌なしで、ツモ牌がない時点で流局
- 連荘はなし
- 場が変わる度に席替えを行う
- 複数ロンは頭ハネ(上家優先)
- フリテンの概念なし(現物でもロン可)
- 後付けの概念なし
- 喰い替え自由
など。