作者の榎屋克優氏の「アンケ最悪」との言に違わず(?)ファンからも「好きな奴こそが熱狂できる漫画」と呼び声が高い。
しかし荒っぽい絵柄から溢れるパワー、作中に流れる雰囲気には他と違った独特なものがあるとの声も。
ジャンルとしては高校生のバンドものであるがBECKとかけいおん!とかとは色々な意味で毛色が違いまくる、泥臭いお話。
ストーリー
勉強できない、スポーツできない、ルックス良くない、喧嘩も弱い、面白い事も言えない、当然彼女もいないしモテない。
小さい頃からいじめられっ子、今日もDQNのサンドバッグにされている冴えない男子高校生、日々沼拓郎。
そんな彼にも1つだけ打ち込めるもの、他人と違うもの、「ROCK」があった――
日々沼拓朗
主人公。Vo&G。髪型はテンパ気味だったのが床屋でパーマになった。パーマとホクロがあわさり大仏に見える。
ロクでもない日々を送りながらもロックは捨てず、今日もギターを片手にに歌い続ける漢。
基本的に歌とかは下手らしい。興奮したりすると下半身を露出する癖がある(当然大抵は顰蹙を買っている)。
だが彼の歌詞は、声は、時に誰よりも心に響き渡る。某ギャンブラー同様(?)土壇場や窮地に力を発揮するタイプかも知れない。
実家は八百屋。
ちなみにフルネームを良く見ると……?
依田
D。拓郎とは同学年。
以前からドラムを演っていたのだが、とある理由から音楽を封印する事を己に課していた。
そのためドラムスを探していた拓郎にバンド参加を頼まれるも、当初は頑なに拒否していた。
その後、拓郎の「ロック」に触れ、心強い仲間となる。
ちなみにドラムは初めて聞いた拓郎と草壁が見惚れるほどの腕前。
草壁
B。同学年。
拓郎とはサンドバッグ仲間(?)だが拓郎以上にひどいいじめを受けている。
自らとある目的の為拓郎を誘いバンドを組むのだが、その後とんでもない事件を巻き起こす。
ちなみにギターの腕はザル。依田曰く「ベースの方が合っている」。
バンド「犬レイプ」
「犬に人間が征服される」という趣向のパフォーマンスを込めたライブを行い人気を博しているバンド。
拓郎に興味を持つが、その後共に修羅場に出会う事に。