マジノ女学院
まじのじょがくいん
概要
山梨県にある学院で、フランス海軍の潜水艦スルクフに類似した学園艦に所在している。
フランスでワイン醸造を学んだ学院の創立者がワイン醸造のために作った農学校が元となっているフランス風の学校。
特に伝統的な製法である足踏みワインを行うためにわざわざ女子校として設立された。
マナーと礼儀を非常に重んじる校風であり、勝利のために手段を選ばないような相手に対しては非常に厳しいとされる一方で、「マジノ女学院こそ強引な手段を押し通している」と指摘されることもある。
生徒の創造性は芸術以外に関してはあまり求められておらず、豊富な知識と見識を十分に披露するような会話が重視されているため、柔軟性に欠ける。
分校にBC自由学園がある。
名前の由来は1930年から建設を開始された、フランス・ドイツ国境を中心に構築されたフランスの対ドイツ要塞線のマジノ線。
『劇場版』のノベライズではマジノもまたダージリンから大洗連合への参加を打診されていたことや、BC自由学園の内紛に巻き込まれている真っ最中であったためにその呼びかけに応えることができなかったことが明らかとなった。
保有戦車
ARL44(※レストア中)
フランス戦車が中心となっているが、これらはWW1からWW2開戦初期にかけて開発されたものが多く、戦車道を行う上では全体的に性能不足である。
また、多くの車両は本来無線機を搭載しておらず、戦車道連盟からの指導で安全対策として後から積み込まれている。本来通信手の存在を想定していない乗員数のため、通信手は装填手・車長などが兼任することが多く、各乗員本来の仕事の妨げとなったり、各車の意思疎通が十分に行われなかったりなど、トラブルを多く抱えている。
おまけに、コミカライズに準ずるならば、前隊長マドレーヌと共に多くの戦車道部員が退部したことにより、練度もガタガタであり、機動戦術に転じようにも手持ちの戦車の大半が機動戦術に対応していないという事を含めると、ライバル校の中でも明らかに戦力が激減している。
余談
TV版では全国大会のトーナメント表に名前が記されている他、BD第3巻の特典OVA「スクールシップ・ウォー」中盤にて船内に他の学校と一緒に校章が飾られている場面が描かれているのみである。
OVA「これが本当のアンツィオ戦です!」の冒頭でアンチョビらから「アンツィオがマジノに勝ったこと」、「苦戦したこと」が語られている。
才谷屋龍一氏によるスピンオフコミック「激闘!マジノ戦です!!」では大洗女子学園との練習試合が描かれている。