概要
鬼灯の冷徹の登場キャラクター。仮名は『田吾作』。初登場は239話(28巻)。
再審を行う平等王の第一補佐官。
役者と見紛う色男であり、平等王と現世に視察する時のコンセプトは『会長&運転手』一択。一人称は「自分」。享年35歳。
元は江戸時代の忍者であり、陽忍(顔出しして活動する忍者)として働いていた。歴史上の人物ではなく、劇中では「死ぬまで忍びきった優秀さゆえ歴史に名を残さなかった」という理由付けがされている。
「人間目線で亡者を判断する」という理由から代々人間の補佐官が採られている平等庁において、逃げる亡者をすぐに制せる身体能力・高い記憶力を持つ弟切はうってつけの人材であった。
しかしその美貌から忍のハニートラップ要員として育てられ、諜報過程で数多の女性にハニートラップを仕掛けた結果、全員が腹違いの31人の子供を抱えることとなった。
内戦の早期収束・暗号の早期解読といった忍としての多大な功績と、人を庇って死亡したという最期から天国行きとなるも、相手の女性側や子供の立場も考慮した結果「賽の河原に残っている弟切の子供31人を数年間隔で転生させ、赤子の状態から親として責任もって育てさせる」という形で決着した。
なお、31人というのは賽の河原に残っていた=早世した子供の数に過ぎず、天寿を全うした者も含めるとこれ以上の数になる。弟切恐るべし。
本人の気質は好色家とは程遠く、仕事にストイックで理知的、冷静、自分の行為も女性に対して無礼だったことは重々承知の上なのだが、少女から老婆まで初対面で虜にする天性の魔性ぶりを持つ。
そこに忍としての訓練で得た人身掌握術が加わり、身籠らせた相手の女性からも恨まれていないどころかとんでもなく愛されていた(弟切の娘・丙談)。
その魔性っぷりは健在で、小学校では彼の子が属する学年だけ母親達の気合いが尋常でなくなるという。
現在は末の4人以外は成人済みで、結婚した者も数名いる。
育児や子供の迎えゆえ補佐官の懇親会等は欠席しがちで、仕事は成人した子供達に手伝ってもらっている他、樒も子守りに協力している。
子供に絆されたことで現在は厳しく優しい子煩悩な父親となっており、娘の彼氏紹介には未だに慣れない。そして娘の一人・乾が紹介した相手が……
なお、弟切の娘のうち数人は衆合地獄でハニートラップの業務に勤しんでいたりする。血は争えない。