セオドアはFF4の続編、FF4TAに登場する少年。かつて世界を大戦から救った偉大なバロン王、セシルと白魔道士、ローザの長男である。しかし、二人から生まれた子供として周囲の過剰な期待を背負いすぎたせいで、その境遇を疎ましく思っている節がある。
尚、身長や年齢などのプロフィールは一切不明。ただ、バロンのセシルの部屋などを見る限り、まだ両親と添い寝をしていることなどから、まだまだ年の若い少年であることを窺わせる。
概要
小説版によると、当初はバロン近衛兵団に入隊したが、結局は親の手中で踊らされていることに猜疑心を抱き、自ら志願して飛空艇団「赤き翼」に入団。しかし、アダマン諸島で行われた入隊試験の帰り、飛空艇の墜落事故に巻き込まれ、上司を含め全てを失ってしまう。そのさなか、謎の男(その正体)に身の危険を救われ、彼と邂逅することになる。
以後は、自身の成長を後押しし、自立心を養ってくれた彼を育ての親として慕うことになり、EDでは赤き翼で上司と部下の関係になっている。一方で、やや冷え切っていた実父、セシルとの関係も元の鞘に収まった模様。
ただ、本編の主人公という割には、やや地味で、長髪のあの男などに出番を食われている感が否めない。しかし、眠れる月の民の血を呼び起こす「かくせい」、父親以上に優秀な補助白魔法の数々など、新キャラとしてはかなりの強キャラにも入り、特にレベルを上げていくと主戦力にもなる。
また、ファブールの王女、アーシュラとは仲が良い模様で、彼女から好かれている一面も。
ヴィジュアル
まず、彼のイラストは国内版と北米版で違っているということである。国内版はアニメキャラっぽい描き方なのに対し、海外版はいかにも異国の子供という雰囲気がありありである。また、髪色はゲームだと水色なのに対し、原画はカーキ色がかった銀髪である。眼は褐色。セシルの息子だけあって、けっこう体格もがっしりしており、それが飛空艇やミストの断崖から転落してもぴんぴんしていた頑丈さを物語っている。
余談
セオドアの綴りはCeodoreである。普通、英語圏ではTheodoreと綴るのが普通だが、これだとゴルベーザの本名(セオドール、Theodore)と重複するのを避けるためか、それとも父、セシルのCeを通し名としたのかは定かではない。