スパイダーマン(池上遼一)
いけがみりょういちのすぱいだーまん
池上遼一が描いた日本版スパイダーマンの漫画。
概要
1970年代に月刊別冊少年マガジンで連載された日本版スパイダーマン。作者は池上遼一。
東映版スパイダーマンと同じく舞台が日本であり、主人公が日本人という設定である。
本家のピーター・パーカーに近い経緯でスパイダーマンになるのだが、ベン・パーカーに相当するキャラクターが居ないので、心の支えになるポリシーが無い。
初期はリザード、エレクトロ、ミステリオなどアメコミでのヴィランが出てきていたものの、ストーリーが進むにつれスパイダーマンの登場も少なくなっていた。
本作では、守るべき民衆の醜さが強調されており、中にはヴィラン以上にタチが悪い一般人も登場している。
それと同時にストーリーもハードで重苦しい内容となっており、作中でスパイダーマンが社会の不条理に苦しめられる場面も多かった。