「世界のぜんぶが敵に回っても、おまえが一緒にいるなら、おれは幸せだから」
「あいつの紡いだ曲にあわせて歌えることが、俺の幸福だった。」
概要
スマホアプリ『あんさんぶるスターズ!』のキャラクター、
ともにユニット『Knights(あんスタ)』に所属、レオ不在中は泉がリーダー代理を務めた。同級生同士でありながらレオはユニットリーダーでもあるため、騎士×王さま、リーダー代理×リーダーという下剋上要素もある。努力家のモデル×天才作曲家という要素もある。体格差は172cm×168(169)cm。
泉はレオの容姿を「女の子みたい」「かわいい顔」と評し、レオは泉を「綺麗」と賞賛するため、容姿はお互い好みである様子。
夢ノ咲学院入学後に出会い、二人で当時存在していたユニット「チェス」に所属。二年生で、レオはその作曲の才能から「チェス」のリーダーに担ぎ上げられるが、ドリフェスシステムにより「チェス」が解散してしまう。「チェス」解散後は二人で「Knights」を立ち上げた。二年秋頃からはドリフェスの戦績が振るわず、二人の関係性が悪化する。レオが事件を起こし停学処分になってからは泉がリーダー代理となり、Knightsの活動を継続する。三年の秋にレオがユニット活動に復帰。以後は手探りしながら嘗ての関係性を取り戻そうと努力している。
追憶の時期に大半のユニットが解散している「あんスタ!」において、唯一、追憶から卒業まで同じユニットに所属し続けた三年生コンビである。
卒業後の「あんスタ!!」でも同じユニットで活動。レオは王さまの座を辞したものの、二人で夫婦のように後輩達を見守っている。
関連ストーリー
以下、主なイベントを時系列順に記載する。ネタバレに注意。
「あんさんぶるスターズ!」
追憶*モノクロのチェックメイト
高校2年生のレオと泉の関係を垣間見ることができる。レオは元々自分の感情をオープンにしがちだが、泉には直球で愛を叫んでいる。むしろ2年のレオは泉にのみ愛を叫んでいる。泉もレオの入院中は毎日足を運ぶなど細やかな愛情を見せる。ストーリーの山場となるライブでは、レオが全力で泉に愛を叫び、泉は嵐に「まるで好きな人からプロポーズされたみたいな顔」と揶揄されていた。
本編のみならずプロデュースコースではレオ視点の泉、泉視点のレオを見ることができる。一例を挙げると、選択肢によってはレオの曲に対して「俺は好きだよ」と言った泉に「おれのことも好き?」という直球な質問も浴びせることが可能。これに対する泉の答えは、「十秒以内に着替えないと、れおくんのこと嫌いになっちゃうよぉ?」。十秒以内に着替えないと嫌いになる=今は嫌いではない。なお、泉と付き合いの長い遊木真からは「素直じゃない泉さんが『嫌いじゃない』って言うの、それはもう『大好き』ぐらいの意味だからね」(レクイエム)との証言がある。我々はイベントを走りながら何を見せられていたのだろうか。
あんさんぶるスターズ!3皇帝の帰還 書き下ろし小説『Lionheart』
文庫にして十ページ以上に渡る、月永に対する感情や思い出を振り返る瀬名の一人称小説。前半は月永の思い出を瀬名視点で描写し、後半はDDDの数日前、DDDに参加するための書類にユニットリーダーの判子が必要となり月永家を訪れる。
前半は、レオが泉に「モーツァルトは拝金主義だから嫌い」と言いつつ、モーツァルトが唯一、利益度外視で作曲したとされる「ひとつのちいさな夜曲」になぞらえて「ひとつのちいさな瀬名泉」という曲を作り、笑いながら泉に渡す。その際、モーツァルトへの感情を「もしかしたら、羨ましいのかもしれない」と語った。
後半はレオの妹に存在を認識されるほど月永家に出入りし、更に「泉さんの言うことなら聞くと思うから」とまで言われているため、レオと泉の親密さが家族公認であることが分かる。また泉が、レオが壊れた後でもレオの曲をiPadに入れて持ち歩き、四六時中聴いていることも語られる。一方、当時のレオは禄に食事も摂らず自室に引きこもっており、妹は泉に「ご飯を食べるよう言って欲しい」と泣きつくほどだった。その様子を見て、泉はレオと過ごした青春に見切りをつける。
だけど。あいつが残したものが、ほんのわずかでも残っている。このiPadに、滅びかけの『Knights』のなかに、そして俺の胸のなかにも。
それを抱えて、たとえ虚勢でも誇り高く――死地に赴こう。
石を投げられ罵倒され、唾を吐きかけられたって。
俺が、どれだけ醜く腐り果てて、おぞましい悪行に手を染めたって。
俺のことが好きだって、綺麗だって言ってくれたやつが、たったひとりでもいたのだから。
そして瀬名泉は、DDDで凶行に及ぶ。
スカウト!荒野のガンマン
レオを見かけたと聞いて、クラスメイトとゲーセンに来る泉。日頃から、姿を消したレオに関する情報を集めている様子。
スカウト!コンチェルト
レオが街中を歩きながら、泉のことを考えている。
リメンバー 真夏の夜の夢
通称「スターマイン」と呼ばれるイベント。凜月が真に対して、延々と「泉にとってレオがどれほど大きな存在か」を語ってくれる。
反逆!王の騎行
ジャッジメントを企画しKnightsを裏切るような素振りを見せるレオの様子に疑問を抱く泉。Knights年少組がレオへの不満を口にした際、泉は「昔はあんなんじゃなかった」と語る。泉が、レオがKnightsを想う気持ちを信じていることがよく分かる。
噪音 ホラーナイトハロウィン
賛否両論あるものの、レオから泉への独占欲が全開のイベント。基本的に、泉は真に対して過保護な兄のように接するのだが、レオがそれに妬いていることが判明。真に対して牽制する。
余談だが本イベントの後、二次創作において、いずレオの当て馬役としてゆうくんが出現する率が上がった。
鳴鳥の歌 金糸雀館のソワレ
良い曲を作ろうとして姿を消すほど思い詰めるレオと、レオが気に入っていない自作の曲も全て拾い上げて愛している泉の関係性がとても美しいイベント。
光輝 騎士たちのスターライトフェスティバル
泉のレオへの呼称「れおくん」が初めてお披露目されたイベント。レオはKnightsの集まるスタジオを「セナの家の匂いに似ているからセナハウス」と呼ぶ辺り、Lionheartで泉がレオの家に馴染んでいたように、泉の家にもレオが馴染んでいたのだろう。
奇跡☆ 決勝戦のウィンターライブ
スターマインに引き続き、凜月の泉評が聞ける。泉がレオをどれだけ大切に思っていたかを凜月視点で語り、泉はそれを否定しない。
対決!華麗なる怪盗VS探偵団
スカウト!氷上のダンス
初興行☆祝宴のフォーチューンライブ
卒業後について語る泉と、進路を明言しないレオのやり取りがある。復縁したての夫婦のような会話が微笑ましい。
リバイバル☆一夢のダイナーライブ
ダイナーでナイトキラーズとトロイメライがライブを行う。異なるユニットであっても、泉はレオに手を差し伸べ、レオは笑いながらその手を受け取った。
レクイエム 誓いの剣と返礼祭
まずプロローグを読んで欲しい。卒業後のいずレオの未来は明るいことが伝わるだろう。更に本編では、レオがKnightsを解散させようとする際に泉に対しては酷い言葉をかけられなかったり、泉とレオがお互いへの不理解を自覚したり、二人で笑顔になるためにどうすればいいのか分からず舞台上で戸惑ったりしている。お互いがお互いのことを大切に思っているからこそ空回りしているいずレオがようやく目を合わせる物語である。
「あんさんぶるスターズ!!」
メインストーリー 第3章『混迷期』
「!!」の初登場でいきなりレオが泉の名前を叫ぶ。レオが世界中の人間を、瀬名泉とそれ以外に分けて認識していることがよく分かる。